2016年12月03日

●滴翠美術館の石羊。

兵庫県芦屋市にある、滴翠美術館に行ってまいりました。

滴翠美術館は、六甲山の美しい翠巒(すいらん)を背景にした閑静な住宅街の一角に佇み、小鳥のさえずりや四季折々の草花が訪れる人を迎えます。
ここはかつて、大阪財界で活躍した山口吉郎兵衛氏の住宅でした。

この山口吉郎兵衛氏の収集品のひとつではないかと思うのですが、美術館の玄関先に石羊が置かれているのです。これは見に行かねばなりません。

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阪急芦屋川駅から、ゆるゆる歩いて十分ばかり。うろうろ道に迷いつつ、入り組んだ住宅街の奥に看板を見つけて、ほっと一息。
入り口右手の植え込みのなかに身を潜める石羊を発見して、すっかり嬉しくなってしまいました。

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背後にまわってもう一枚。
この、足を曲げて座り込んでるのがかわいくて良いですね。

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石羊は、これまでにいくつかご紹介しています。こちらでぜひ。


おまけ。阪急芦屋川駅前の「星座の広場」に、ファンシーな羊の絵が。待ち合わせに使われたりするのでしょうか。

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2016年11月27日

●「えほん ひつじのショーンをさがせ!」

K&T様から、「ひつじのショーン」をモチーフにした絵本を教えていただきました。ありがとうございます。

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NHKEテレで大人気のクレイアニメ『ひつじのショーン』から、楽しい絵本が登場しました!
かなり細かく描きこまれたかわいいイラストの中から、たった1匹の“ショーン”をさがしてください。

というわけで、買っちゃいました。

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ショーンとショーンっぽいヒツジたちが、画面を埋め尽くしています。ここからさがせと……。
クリスマスに子どもたちが集まる機会などがあれば、盛り上がりそうです。ぜひー。

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2016年11月22日

●「ブリューゲルとバロックの巨匠」展。

今週末まで愛知県岡崎市の岡崎市美術博物館で開催されている、「ブリューゲルとバロックの巨匠」展を、滑り込みで見てまいりました。

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岡崎市美術博物館公式HP 内 「ブリューゲルとバロックの巨匠」展

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以前ご紹介したことのある、グイド・レーニの「聖家族―エジプトへの逃避途上の休息」や、アブラハム・ブルーマールトの「羊飼いへのお告げ」などなどが展示されてまして、ヒツジ度高めです。ぜひぜひ。

こちらの展覧会は、この後、

姫路市立美術館  2017年2月8日─3月28日
山梨県立美術館  2017年4月15日─6月11日
佐賀県立美術館  2017年6月17日─7月20日
鹿児島市立美術館  2017年7月25日─9月3日

に、巡回が予定されている模様です。

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2016年11月21日

●東大寺 十二神将立像。

十二神将像などを目当てに奈良国立博物館まで行ったおりに、見られなかった東大寺の十二神将像のことが気になっていたのですが、
最近になって、未神像を含めた全12躯が載っている本の入手がかないました。

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十二神将立像

木造 彩色 像高99・0─110・7
平安時代 十一─十二世紀

頭上にいただく十二支獣の多くが造像当初のものであり、本来は別の存在である十二神将と十二支とが結合した作例として、早い時期のものといえよう。
寅神像や卯神像ほか数点の像の腹部に、獅噛(しがみ)に代えて十二支獣が表されていることも注目される。

未神像です。頭の上とお腹に、たしかになにかが。

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2016年11月15日

●不乗森神社の十二支彫刻。

愛知県安城市の、不乗森(のらずのもり)神社にお参りしてきました。
名古屋鉄道新安城駅から、北へ徒歩20分。車道から脇へ一本入ったとたんに、森閑とした森が目に入ってきます。

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当時社頭は、旧鎌倉街道に沿い「野路の宿」(現知立市八ッ橋町)と共に「宮橋の里」と称する駅次の所在地にして、古来より街道を往来する人々は、社頭通行にあたり馬に乗りし者は下馬して自ら敬虔の念をもって拝礼の上通行した。

故に駄野森山王宮と称したが、明治維新改革に際し不乗森神社となる。

鳥居をくぐると、正面に神楽殿。

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今回の目的は、こちらの神楽殿を飾る十二支彫刻です。
未……未は、たぶん西南方向だから、ええと、……あ、いたいた。

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なんだか良い表情をした見返りヒツジが。
他の彫物たちもたいへん見事でしたので、下に。

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大根をかかえたラブリーなネズミとか、

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十二支とは別の場所にいた、これは、応龍でしょうか。

神社などの十二支彫刻は、これまでにいくつかご紹介しています。

高山祭の屋台「豊明台」、大阪は勝鬘院、多宝塔の蟇股大垣まつりの「相生やま」と「榊やま」大阪天満宮表門の方位盤松島は五大堂の蟇股、東京は上野公園の旧寛永寺五重塔の蟇股など。

ご縁があれば、ぜひぜひ。

ひつじnews at 16:30 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年11月09日

●ジュリアン・デュプレ「羊飼いと羊の群れ」

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 「ミレーとバルビゾン派の作家たち展」カタログ 

バルビゾン派を。ジュリアン・デュプレの「羊飼いと羊の群れ」です。
デュプレは何度かご紹介したことがありますので、こちらで。

ひつじnews at 14:50 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年11月04日

●「ひつじの王さま」

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ひつじの王さまがしたことは、りっぱな玉座、りっぱなベッドをよういして、それから、ほうりつをつくること。
それからそれから…。
ひつじの王さまにさいごにまっていたものは?

オリヴィエ・タレック作、あさのあつこ訳の絵本「ひつじの王さま」を。
偶然王冠を手に入れたひつじのルイがしたことは……?
おっとりした絵柄のためにうっかりほのぼの読み進んでしまいますが、最後になかなか怖いオチが待っています。

ひつじnews at 19:25 | Category : ひつじグッズ | 関連書籍? | コメント [0]

2016年10月31日

●史記より、匈奴列伝。

匈奴は、その先祖が夏后氏の子孫である淳維である。
(略)
水と草を追って移動し、城郭とか定まった住居はなく、耕作に従事することもなかった。
しかしそれぞれの領地に分けられていた。
文書はもたず、規約や命令も口頭でなされた。
子どもは羊に乗ることができるころから、弓を引きしぼって鳥や鼠を射た。
少し大きくなると、狐や兎を射、それを食事とした。
士卒は弓を引く力があれば、[戦争の際には]すべて甲冑をつけた騎兵となった。

史記の「匈奴列伝」冒頭部分から。乗馬の訓練は、まず羊でなされるもののようです。

史記のお話は時々しております。こちらでぜひ。

ひつじnews at 19:50 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年10月24日

●城山八幡宮の干支守。

名古屋市の城山八幡宮にお参りしてきました。

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城山八幡宮公式HP

歴史的には織田信長の父信秀の居城跡として知られる土地ですが、今はご神木の連理木が有名かな?

干支守は、「水晶御守」がとても綺麗だったので、お受けしてまいりました。

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干支守は、折々に入手してはご紹介しております。
三重県桑名市の多度大社愛知県岡崎市の龍城神社奈良県桜井市の安倍文殊院など。ご縁があれば、ぜひ。

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2016年10月20日

●スペイン民話 「狼にとって食べ物のあたるよい日」

「おい、子羊たちよ、わしは腹がへって死にそうなんだ。これからお前たちを食ってやる。」
羊たちは狼に答えた。
「ねえ、狼さん、私たちはあなたに食べられることを決して悲しんではいません。あなたが食べたいとおっしゃるなら、どうぞお食べ下さい。でも、あなたが私たちをお食べになる前に、この土地を分配してほしいのです。この土地をどのようにして二頭のあいだで分けたらいいのかわからないのです。」
「よし、わしが土地を分けるのを手伝ってやろう。その代わりその後で、わしに食われるのだぞ」と狼は言った。

二頭の羊は、「結構です、あなた。どうぞそこの中央の地点に立っていて下さい。私たちは両端に行きますから。」と言った。
狼は中央に立ち、羊たちは両端に行くと、そこから角を振って一斉に走り出し、狼に激突したので、狼は目を回して仰向けに倒れてしまった。

スペイン民話集から、「狼にとって食べ物のあたるよい日」を。ごちそうを食べようとしてはごちそう側からの反撃にあう、狼の失敗譚です。

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2016年10月16日

●市原土人形。

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日本各地の土人形は、江戸時代中頃から京都伏見で製作されていた土人形が土産品として持ち帰られ、これを手本として各地で農閑期の副業として製作されるようになったといわれています。
瑞浪市を含む東濃地方は、良質な粘土に恵まれていることもあって、古くから焼物の生産が盛んな地域でしたが、土人形製作の始まりは明治時代になってからと考えられます。

 「市原土人形の系譜 後藤家三代の仕事」 

能古見人形に続いて、郷土玩具を。岐阜県の市原土人形です。ダルマと干支が組み合わされていて、たいへんキュート。残念ながら平成20年に最後の作り手が亡くなり、製作が途絶えてしまっているとのこと。
栃木のきびがら細工のフィギュアをご紹介した、「日本全国まめ郷土玩具蒐集」シリーズ第六弾にも入っています。

日本全国まめ郷土玩具蒐集シリーズ公式HP

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2016年10月10日

●イギリスで、新たな羊の盗難防止策が編み出されました。

ak様から、英国カンブリア州の牧場主が、羊の盗難に悩まされた末に考案した解決法についてのニュースを教えていただきました。ありがとうございます。

飼っている羊たちを鮮やかなオレンジ色に染めることで、盗難防止が達成されているとの由。たしかに、一目でこの人の羊だとわかりそうです。
それにしても、なにか、観光スポット化しているような。いや、気持ちはわかります。わかりますとも。

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2016年10月04日

●能古見人形。

郷土玩具を。
佐賀県鹿島市の伝統工芸品、「能古見人形」です。

佐賀県鹿島市観光ポータルサイト かしましましまweb 内 のごみ人形工房

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後ろ姿もラブリー。

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こうした工芸品の情報を得るにあたって、全国の郷土玩具を網羅した「十二支の郷土玩具」がたいへん重宝でしたので、あわせてご紹介を。

能古見土人形
祐徳稲荷の参拝土産として戦後生まれた土人形。
(略)
十二支の土鈴も作られ、兎の土鈴は昭和38年用の年賀切手に、羊の土鈴は平成3年用の年賀切手に採用された。

郷土玩具は、これまでに、栃木のきびがら細工のフィギュアと、福島県の三春張子宮崎市の佐土原人形をご紹介しています。

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2016年09月30日

●藤城清治 「天地創造」

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影絵作家・藤城清治氏の作品に出てくる羊は雰囲気があって良いとak様から教えていただいたので(ありがとうございます!)、羊の描かれてそうな絵本を探してまいりました。
「天地創造」。開いてみると、カインとアベルの物語の中に、やさしげなヒツジたちが。

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大判の美しい本なので、部屋に飾っても素敵かもです。ぜひ。

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2016年09月26日

●奈良国立博物館所蔵 十二神将立像

この春にリニューアルされた奈良国立博物館の「なら仏像館」に行ってまいりました。

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こちらには、頭に十二支の動物をのせた十二神将像のすばらしいものがいくつもあると聞いて、それはもう気になっていたのです。

十二神将像は、これまでに、同じく奈良の興福寺東金堂、名古屋は鉈薬師の円空仏東京国立博物館に並ぶ曹源寺のものをご紹介しております。

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十二神将立像 未神

神奈川県横浜市金沢区に所在する太寧寺旧蔵の十二神将像。
(略)
各像はそれぞれに自由闊達なポーズを示し、変化に富んだ群像を構成する。面相には頭上にいただく十二支のイメージが投影されているように思われる。

 「なら仏像館 名品図録」 

上の館蔵品のほか、寄託品として、室生寺に伝来した13世紀の十二神将立像が頭にヒツジをのせてたたずんでました。また、今回は見られなかったのですが、東大寺の12世紀の十二神将立像も、未神がこちらに置かれている由。

さらに、なら仏像館には、同じフロアに「青銅器館」がありまして、現在、後漢の羊型灯台が展示されています。
こちらの青銅器コレクションについては、以前、羊の犠首がついた瓿(ほう)をご紹介したことが。余裕がありましたら、こちらもぜひぜひ。

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