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2016年07月27日

●ケン・リュウ 「文字占い師」

「そのとおりだな。もうひとつ単語を選んでみないか? その文字がきみになにを知らせたいのか見てみよう」
リリーはじっと考えた。 「アメリカを表す漢字はどう? お爺さんもあそこに住んでいたんだよね?」
甘さんはうなずいた。 「良い選択だ」 彼は筆で書いた。

「これはメイだ。 “美”を表す漢字であり、アメリカを表す漢字でもある。 美国というのは、美しい国という意味だ。この字がふたつの漢字を上下に重ね合わせてできているのがわかるかい? 上半分の文字の意味は“羊”だ。雄羊の角が突き立っているのが見えるだろ? 下半分の意味は“大きい”だ。自分が大男である気になって両手両脚を広げて立っているような形なんだよ」
甘さんは立ち上がって、その様子を示した。

ケン・リュウのSF短編集から、「文字占い師」を。
1961年、台湾で暮らすアメリカ人の少女リリーは、「文字占い師」を名乗る老人甘さんと出会います。「羊」や、犠牲の「羔」、正義や主義の「義」、二・二八事件の悪夢の記憶である「群」衆といった文字を通じて、彼女は老人の過去を聞くことになるのですが……。
物語の終わりに、リリーが台湾の別称もまた「フォルモサ(美しい島)」であることを知る場面は、切なくも深いです。

ひつじnews at 20:54 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年07月21日

●那須どうぶつ王国の子羊イレブン

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今年冬に生まれた子羊11頭がサッカーチームを結成し、「子羊イレブン」として登場しました!
時間限定で、子羊達とサッカーボールを追いかけるサッカー体験を開催いたします。
子羊達のかわいいユニフォーム姿も必見です!

開催期間  7月23日─8月28日まで毎日 14:30─
参加料  無料
場所  王国ファーム ライドパーク横

*天候や動物の体調等によりお休みする場合がございます。

栃木県の那須どうぶつ王国にて、コリデールの子羊たちによるサッカーチームが結成されている由、ak様から教えていただきました。ありがとうございます。
ユニフォームが凛々しくも愛らしくて、これはたまりません。お近くならば、夏休みのお出かけ先に、ぜひ。

ひつじnews at 19:58 | Category : ひつじを見にいく | 関連書籍? | コメント [0]

2016年07月16日

●「Shaun the Sheep Cafe」に行ってきました!

K&T様から(いつもありがとうございます!)、大阪に「ひつじのショーン」をモチーフにしたカフェがあるとのお知らせをいただきました。

おお。それは行かねばなりません。
というわけで、大阪は南船場、地下鉄長堀橋駅から北東方向にゆるゆる歩いて五分ほど。大通りの喧騒からわずかに離れたところに、ショーン全開な看板を発見。

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Shaun the Sheep Cafe公式HP

店内はこんな感じ。壁にグッズ類、イスには等身大のぬいぐるみたち。BGMはもちろんショーンのテーマ。
スタッフさんが積極的にぬいぐるみたちを相席させてくれます。ああ、真横に腕を組んだショーンが!

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もちろんあらゆるメニューがショーンモチーフ。お昼どきだったので、「シャーリーのふわふわオムライス」を頼んだのですが、顔を食べるのに勇気のいることといったら。

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帰りにクッキーを購入。コースターは、その場ではもったいなくて使えなかったのを、大事に持ち帰ってまいりました。

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なお、こちらの南船場店のほか、JR玉造駅そばにお持ち帰り専門の「Shaun the Sheep Cafe ANNEX」、京都に「ひつじのショーン茶屋」があるとのこと。お近くならばぜひぜひ。

ひつじnews at 19:52 | Category : ひつじ春夏秋冬 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年07月12日

●雲海酒造TVCM そば焼酎雲海「そりゃソーダ」篇

K&T様から、吉田羊さんが出演しているそば焼酎のTVCMを教えていただきました。ありがとうございます。
吉田羊さんは、以前からそのお名前がものすごく気になっていたんですが、こちらのCMではなんとヒツジ柄のネイルを披露。あまつさえ、特設サイトの「WEB限定スペシャルムービー」を見る限り、この楽しげな飲み会の名前も「羊会」なのですね。すばらしい。

ひつじnews at 18:42 | Category : ひつじ画像・映像 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年07月10日

●ミレー 「納屋で羊の毛を刈る三人の男」

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 「ボストンに愛された印象派」展カタログ 

ジャン=フランソワ・ミレーの「納屋で羊の毛を刈る三人の男」を。
ミレーは数多くご紹介しておりますので、こちらでぜひ。

ひつじnews at 20:53 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年07月06日

●バルザック 「鞠打つ猫の店」

愛は家事の気苦労の前では何ほどのことでもないから、幸せでいるためには夫婦はお互いに相手にしっかりとした長所を見つけなくてはならない。
夫婦のうちの一方が他方よりも物知りであってはならない、なぜなら二人は何よりもお互いを理解し合わねばならないからである。
ギリシャ語を話す夫とラテン語を話す妻では、飢え死にしてしまうおそれがある。
ギヨーム氏はこうした類の諺を作り上げていたのである。
彼は身分違いの結婚を昔作られていたことのある絹と羊毛が合わせられた織物にたとえていたのだが、そうした生地は時間が経つと絹が羊毛を裂いてしまうのが常のことだったのである。

19世紀フランス、オノレ・ド・バルザックの「鞠打つ猫の店」を。
愛は価値観の違いを乗り越えられない、という残酷にもほどがある結末を容赦なく描く短編。ヒロインの父親である堅実なラシャ商人ギヨーム氏が、娘を見初めた高貴で傲慢な芸術家に対して抱く不安が、かれの職業に即したたとえによって語られます。

ひつじnews at 17:13 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月30日

●クールベ 「女羊番、サントンジュ地方の風景」

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 「クールベ展 狩人としての画家」カタログ 

19世紀フランス、ギュスターヴ・クールベの「女羊番、サントンジュ地方の風景」です。村内美術館蔵。

ひつじnews at 17:17 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月24日

●高山祭屋台会館にて展示中の豊明台。

岐阜県は飛騨高山まで行ってまいりました。

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高山祭その他、各種イベントのシーズンを外したつもりだったのですが、それでも大勢の観光客でにぎわう古都の町並みを抜けて、やってきたのは櫻山八幡宮の境内に建つ高山祭屋台会館です。

高山祭の実物屋台を常設展示している施設は、高山祭屋台会館だけです。当館で高山祭をご覧ください。

一般に高山祭といわれるのは、春(4月14日、15日)と秋(10月9日、10日)の年二回あるように思われがちですが、春と秋では、お祭を行う神社も地域も屋台も全く違います。春は日枝神社、秋は桜山八幡宮の例祭です。

古くから飛騨の国は、大和朝廷ヘ、税のかわりに匠(たくみ)を毎年送り出しました。選ばれて都ヘ出た匠たち(毎年100人─130人)は、奈良の都の宮殿や、お寺の建築に従事してその腕をふるいました。

匠が都ヘ送られた期間はおよそ600年、延べにして7、8万人の飛騨人が一年間都で働いたことになります。この人たちを総じて「飛騨の匠」と呼んでいます。

飛騨の国には、今もこの匠たちの長い伝統と、培われた技術が脈々とうけつがれていますが、中でも江戸時代後期に、大輪の牡丹のように花開いたのが高山祭の屋台(国指定重要有形文化財)です。

このたびは、こちらで展示中の屋台「豊明台」に十二支彫刻がほどこされていると知って、見学に来た次第。

まぁでも、まずはちゃんとお参りをして、御朱印もいただいて、

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しかるのち屋台会館に。こちらでは、可愛らしい巫女さんがつきっきりでガイドをしてくれます。なんとありがたい。

4台ならんだ屋台のうち、豊明台は奥からふたつめ。中段部分に、ぐるりと十二支彫刻が並んでいます。

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未は……ああ、いたいた。見返りヒツジですね。

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せっかくなので、他のも。

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豊明台の展示期間は、七月下旬までとのこと。ご縁があれば、ぜひ。

なお、祭りの山車関連では、こちらの他に、
大垣祭のやま行事近江八幡の左義長まつり名古屋市の筒井町天王祭をご紹介しています。

ひつじnews at 19:29 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月19日

●ポーランドでは、ジョギングしているとムフロンに会えるようです。

大阪の天王寺動物園までムフロンを見に行ったり、東京国立博物館まで黄金のムフロン像を見に行ったりして喜んでおりましたら、
ポーランド、ヴィエルコポルスカ県コニン市にて、人里の近くの森でこんな遭遇があったのこと、K&T様からお知らせいただきました。ありがとうございます。

いやもうどうなることかと思いましたが、無事で良かった(人もムフロンも)。

ひつじnews at 15:51 | Category : ひつじ画像・映像 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月15日

●「かわいい かわいい ねこひつじちゃん」。

カプセルトイメーカー「奇譚クラブ」の猫のかぶりものシリーズに、このたびヒツジ型のものが出たと知って、早速ガチャガチャを回してまいりました。

奇譚クラブ公式HP 内 かわいい かわいい ねこひつじちゃん

ラインナップは5種類。親ひつじ(しろ) 親ひつじ(くろ) 親ひつじ(ピンク) 子ひつじ(ブルー) 子ひつじ(しろ)とのこと。
ワクワクしながら二度回し、親ひつじ(しろ) 親ひつじ(くろ)の2種類をゲット。うむ、手堅いところか。

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帰宅後、わが家の猫たちが油断しているスキをみはからい、そっと装着。

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なぜか遠い目をされたり、

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怒りをためこむがごとき表情をされたりしたので、すぐに取り外しておやつを出してごまかしておきましたが、
それはそれとして、ものすごく、かわいいです。

ご近所でガチャガチャをお見かけになることがあれば、ぜひぜひ。

ひつじnews at 14:57 | Category : ひつじグッズ | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月11日

●ヒツジ、大脱走。

ヒツジ1000頭が脱走、羊飼い居眠りで スペイン

スペイン北部ウエスカ(Huesca)の町の中に7日、約1000頭のヒツジの大群が現れ、警察が寄せ集めて先導するという一幕があった。
羊飼いが居眠りをしている間に、囲いから逃げ出してきたという。

ak様から、スペインで起こったヒツジ事件のニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
居眠りの間に、ということは、千頭をひとりで面倒見ていたということでしょうか。収拾がついて、ほんとうに良かった。

ひつじnews at 14:17 | Category : ひつじ事件 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月09日

●東京国立博物館のアフガニスタン展、行ってきました。

6月19日まで東京国立博物館で開催されている「黄金のアフガニスタン 守りぬかれたシルクロードの秘宝」展に、やっと行ってまいりました。

まずは前庭の石羊にご挨拶をしておきましょう。石羊の全体像は、こちらに。

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目玉展示である黄金のムフロン像以外のヒツジモチーフとしては、衣装の袖口に付けられたとおぼしき、1センチ×1.5センチの「牡羊頭部文飾板」がありました。
ムフロン像グッズも充実していましたが、悩んだ末に結局マスキングテープを購入。

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あと10日で終了です。お近くならば、ぜひ。

ひつじnews at 17:48 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年06月04日

●ケンペル「江戸参府旅行日記」より。

彼女たちは熊野やその近国に最も多くいるので、仏教の方の尼僧と区別するために、熊野比丘尼と呼ばれている。
彼女たちは、ほとんどが、われわれが日本を旅行していて姿を見たうちで最も美しい女性である。
善良で魅力的に見えるこれらの貧しく若い女たちは、大した苦労もせずに尼として物乞いする許可を受け、旅行者から思うままに魅惑的な容姿で大へんうまく布施をまきあげる術を身につけている。

(略)

この女たちには出家らしさも、貧しさも感じられない。
なぜなら剃った頭には黒い絹の頭巾をかぶり、一般の人と同じ着物をこざっぱりと着こなし、手には指のない手袋[手甲]をはめ、普通は幅の広い日笠をかぶって、おしろいを塗った顔を外気から守っている。
また短い旅行杖をついているので、ロマンティックな羊飼いの女を思い起させる。

17世紀末、長崎と江戸の間を旅したエンゲルベルト・ケンペルの旅行記から。比丘尼の姿で売色をする美しい女たちと街道で行き合い、その様子を田園詩の女羊飼いに見立てています。

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北八「時におめへがたのよふなうつくしい顔で、なぜ髪を剃りなさつた。ほんにそふしておくはおしいものだ
びくに「ナニわたしらが、たとへ髪が有たとて、誰も構人はおざりませぬ

絵に描かれたものがないかと、だいぶ時代は下がりますが「東海道中膝栗毛」を繰ってみましたら、ありましたありました。弥次喜多が近くを歩いている比丘尼に声をかけて、振られるシーンが。ああ、振られるんだ……。

ひつじnews at 15:45 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年05月31日

●プライバシーを保護されたヒツジたち。

早朝、カーゴ部分に羊を乗せて走っている車を発見した地元警察。
家畜盗難ではと疑い追跡したところ、その車は道路脇に停めてあった車に激突。衝撃で男3人が車から飛び出しそのまま逃走。

警察が車に近付くと3匹の羊が。
無事に保護したものの警察のツイッターで「羊の年齢と繊細さを考慮し保護しています(冗談ですよ!)」と公開。
どうやら警察側はさほど凶悪で深刻な犯罪事件ではないために、ちょっとしたユーモアのセンスを披露したのです。

ヘリコプター&警察犬という空と陸両面からの追跡により、家畜盗難を謀った3人のルーマニア人は逮捕。
羊も怪我なく済んだようですが、顔をボカしたツイッターには「これでは誰の羊が盗まれたのかわからない」といったリツイートが相次ぎ、改めてFacebookで顔出し写真を公開。

ネット上では顔をボカした羊ということで「これぞプライバシープ!」とコメントする人も。

4月の羊さまから、イギリスはウエストミッドランド警察の愉快なツイートについて教えていただきました。ありがとうございます。
リツイートがどこまで本気だったのかが、とても気になります。

ひつじnews at 12:58 | Category : ひつじ事件 | 関連書籍? | コメント [0]

2016年05月29日

●カウナケスとその伝播。

前3000年紀ともなると遺跡・遺物が激増するため、時代像はにわかに鮮明となってくる。
毛皮着をまとった赤土焼(テラコッタ)や石製の彫像が王の墳墓や城砦の遺構から多数出土し、古代シュメールの服飾事情も大筋は把握できるようになったのである。
そうした出土品の数々から、前3000年紀以降、シュメールでは毛足の長い毛皮着の愛用されていたことが解明された。
前3500年頃のウルの王墓をはじめ、前3000年─前2500年頃のシュメールの遺跡からは、うろこ状に束ねられたヤギやヒツジの毛皮着─すなわち「カウナケス」─をスカート状に巻きつけた人物像が続々と発掘された。

少し時代を下ると、規則的な房毛の配列をもった類似の形式の服地が「カウナケス」として総称されるようになった。
カウナケスは、初期にはヤギやヒツジの姿をそのまま真似たものが一般であったらしく、時代を下ったカウナケスでも動物の尻尾を象徴する棒状の結び目を背にあしらったものが多かった。

(略)

カウナケスはギリシア・ローマ世界を通じて紀元後のキリスト教圏にも持ち込まれたが、そのチュニック(短袖つきのT字型衣装)が中世キリスト教社会に入って聖ヨハネひいては羊飼いのシンボルとして受け継がれたのである。

時々お話しているメソポタミアのヒツジ風衣装カウナケスについて、「毛皮と皮革の文明史」に詳細な解説がありました。キリスト教文化とつながっていくものだったとは。

ひつじnews at 20:02 | Category : ひつじ話 | 関連書籍? | コメント [0]



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