本法寺 長谷川等伯の大涅槃図

桜が散り始めたので、そろそろ人も少なかろうと、京都へ行ってまいりました。
目的は、本法寺の春季特別寺宝展。その目玉展示である、長谷川等伯の巨大涅槃図です。

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長谷川等伯 大涅槃図開帳
平成二十七年三月十四日(土)─四月十五日(水)
午前十時─午後四時
日蓮宗本山 京都本法寺・涅槃会館
本法寺の佛涅槃図(重要文化財)は京都三大涅槃図のひとつに数えられ、その大きさは縦約十メートル横約六メートルにおよびます。
作者は安土桃山時代から江戸初期を代表する絵師長谷川等伯(1539─1610)で、自身の家族や心を寄せた日蓮宗僧侶らの供養を目的に、六十一歳のときにこの絵を描き本法寺に奉献しました。
(略)
当山では通常、佛涅槃図の複製を展示していますが、春季特別寺宝展の一ヶ月間限定で等伯の正筆をご覧いただけます。

茶道資料館「光悦・等伯ゆかりの寺 本法寺の名宝」展図録

この「佛涅槃図」の右下に、お釈迦さまを失って悲しむ羊の姿が描きこまれているのです。
さらに、寺宝展のチラシにこっそり混じってさえいます。気にならずにおられましょうか。

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 同上チラシ 

というわけで、本法寺です。京都駅から地下鉄烏丸線に乗り換えて、鞍馬口駅下車、西へ徒歩十五分、といったところでしょうか。桜散り染める境内が美しいところでした。
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等伯正筆が見られるのはあと5日です。お近くならば、ぜひ。
なお、涅槃図は、これまでに英一蝶のもの森徹山のものをご紹介しています。

ひつじ話

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