2014年06月10日

●コナン・ドイル 「緋色の研究」

二、三時間もさがしまわったが、とうとうむだ骨におわったので、あきらめて帰りかけてふと頭上を見ると、ぞっとするほどうれしいものが眼にとまった。
三、四百フィート上の突き出た岩のはじに、羊のように見えて大きな角を生やした動物が立っているのである。
ロッキー羊(ビッグ・ホーン)と一般に呼んでいる動物だが、下からは見えないが、後ろにその大群がいて、一頭だけそこへ見はりに出ているらしかった。
しかもありがたいことには、見はり先生反対のほうへ向いて立っているので、猟人が下にいることには気がつかないらしいのである。

ジェファスンはすぐに腹ばいになって、銃を岩にもたせ、十分狙いをさだめてから、引き金をひいた。
動物はぴょこんと宙にとびあがったかと思うと、ちょっと崖のふちでよろめいてから、どさどさと下の谷へ落ちてきた。

獲物はおもくてとてもそのまま運べそうになかったので、ジェファスンは片股と脇腹の一部を切りとるだけで満足した。

シャーロック・ホームズシリーズの「緋色の研究」に羊が出てくることに、最近になって気が付きました。
といっても、オオツノヒツジ(ビッグホーン)ですが。第二部の半ばあたりで、荒野を逃亡する青年ジェファスンが食べるために狩っています。
以前お話したバットランドオオツノヒツジの記事でも、先住民が食用にしていたようですし、美味しいものなのでしょうか。

ひつじnews at 2014年06月10日 20:44 | Category : ひつじ話
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