ローラ・アシュレイの「サブ シープ」

ひつじグッズ

ak様から、ローラ・アシュレイに羊のぬいぐるみがあると伺って、最寄りのお店まで探しに行って来ました。

ローラ・アシュレイオンラインショップ 内 サブ シープ(S)(ソフトトイ)

LサイズMサイズお茶とシュガーを詰めあわせたギフトセットなども並んでいたのですが、普段からかばんに下げて連れ歩けそうな、キーホルダー付きのSサイズを買ってまいりました。
このとおり、文庫本くらいの大きさです。
nuigurumi140629.jpg
後ろ姿も。マフラーがポイントですね。
nuigurumi140629no2.jpg
やわやわのふわふわです。お見かけになることがあれば、ぜひ。

記事を読む   ローラ・アシュレ ...

「刺繍九羊啓泰図軸」

ひつじ話

名品「翠玉白菜」の到来で話題の、東京国立博物館の「台北 國立故宮博物院?神品至宝?」展に行ってまいりました。
まずはともあれ、前庭にたたずむ、朝鮮半島伝来の石羊にご挨拶を。根津美術館京都の野仏庵で見たものと似てますね。
P1030800.JPG
さて、白菜ももちろん外せませんが、行列無しで見られる他の展示品だってみごとなものばかりです。特にひつじ好きにとって白菜と並ぶ必見は、こちらの「刺繍九羊啓泰図軸」ではないでしょうか。

kyuuyoukeitai140628.jpg
絹製、刺繍   縦216.6 横63.8
元時代  十三?十四世紀
中央の太子は、気を吐く羊にまたがり、鳥籠をかけた梅枝を肩に担ぎ赤い龍袍をまとう。
君子が正月に、春を伴って訪れる様子を表したものであろう。

 「台北 國立故宮博物院?神品至宝?」展カタログ 

九羊啓泰については、こちらでお話をしたことが。

2014年6月24日(火) ? 2014年9月15日(月) 東京国立博物館
「翠玉白菜」展示期間[6月24日(火)?7月7日(月)]は無休、毎日20:00まで特別開館。
※ただし、6月30日(月)、7月7日(月)は特別展会場のみ開館し、総合文化展は閉室します。
2014年10月7日(火)〜2014年11月30日(日) 九州国立博物館

ご都合があえば、ぜひぜひ。

記事を読む   「刺繍九羊啓泰図軸」

キコーナCM 「石川梨華×でかひつじ」編

ひつじ画像・映像

キコーナ公式HP

パチンコ&スロット「キコーナ」のCMに羊が出てくるとのこと、もりもとさんからお知らせいただきました。ありがとうございます。羊が関西弁です。不思議に違和感がないですね。

記事を読む   キコーナCM 「石 ...

三星堆遺跡の尊(続き)

ひつじ話

son140623.jpg
青銅 高44.6センチ 口径42.3センチ

「三星堆 中国5000年の謎・驚異の仮面王国」展カタログ

以前三星堆遺跡出土の尊をご紹介したことがあるのですが、他の作例を見かけましたので、改めて。
古代中国の青銅器のことは、時々お話しております。こちらをご参考にぜひ。

記事を読む   三星堆遺跡の尊(続き)

葛飾北斎 「書名不詳版下絵」

ひつじ話

hokusai140620.jpg
紙本墨絵3冊 各約14×21センチ
のちに刻板し、版本とすることを目的に描かれたこの版下絵は、全体の画様式や細部の筆癖、特徴的な修正方法などの手際を総合して、文政中期頃から天保4年(1823─33)頃にかけて北斎が制作したものとみられる作品である。
ただ書名、制作経緯と出版目的、全丁が完備しているのかなど、いまだ解明すべき問題の余地を多く残しているものといえる。

「ボストン美術館浮世絵名品展 北斎」カタログ

神戸市立博物館で2014年6月22日(日)まで開催中の「北斎」展に、「十二宮」と題された絵を含む版下絵が展示されている模様。「白羊宮」の部分が見られるようになっているかどうかはわからないのですが……。
神戸のあとは、北九州市立美術館分館、上野の森美術館に巡回するようです。お近くならば、ぜひ。

2014年4月26日(土)?6月22日(日) 神戸市立博物館
2014年7月12日(土)?8月31日(日) 北九州市立美術館分館
2014年9月13日(土)?11月9日(日) 上野の森美術館

なお、これまでにお話したことのある北斎についてはこちら、黄道十二宮関連のお話は、こちらをご参考にぜひ。

記事を読む   葛飾北斎 「書名不詳版下絵」

滋賀の獣害対策

ひつじ春夏秋冬

羊を放牧したら農作物の獣害半減 滋賀、人が集まり効果
シカなどの獣害に悩む滋賀県東近江市池之脇町の集落が、羊の放牧で被害を減らす試みに取り組んでいる。
羊の世話や見学などで人が集まることで被害が減り、活動が集落の結束にも効果を発揮している。
池之脇町は市南部にあり、26世帯が住む。
集落に隣接して丘陵地や水田が広がり、動物の侵入を防ぐため高さ2メートルほどの柵を山と集落の間に設けた。
だが、シカやサルに稲や野菜が食いちぎられたり掘り起こされたりする被害が後を絶たず、耕地面積17ヘクタールのうち2?3割が被害にあっていたという。
羊の放牧は2009年から始めた。
永源寺ダム上流地域で行われていた獣害対策を兼ねた牛の放牧がヒントになった。
羊なら体も小さくておとなしく、世話や管理もしやすいと目を付けたという。

K&T様から、獣害対策に取り組む滋賀県東近江市のニュースを教えていただきました。ありがとうございます。
滋賀県でははやくから獣害と雑草対策に羊を導入しているようで、これまでもなんどかご紹介をしています。草を食む羊が日本の普通の風景になる日が来るのかもと思うと、なんだかわくわくしますね。

記事を読む   滋賀の獣害対策

田中訥言 「十二支図押絵貼屏風」

ひつじ話

totsugen140616.jpg

 「尾張のやまと絵 田中訥言」展図録 

江戸後期、田中訥言の「十二支図押絵貼屏風」六曲一双のうち、「未」です。
黄初平図ですが、仙人らしからぬ、少年の姿で描かれているようです。
これまでお話したことのある黄初平については、こちらで。

記事を読む   田中訥言 「十二支図押絵貼屏風」

山本幸久 「一匹羊」

ひつじ話

ippiki140612.jpg
大神の勤める縫製工場のまわりにはなにもない。
そこではじめての来客のために、目印として、羊の形をしたアドバルーンをあげることになっていた。
十五年前、大神がはじめてここを訪れたときもそうだった。
明日が快晴であれば、羊が空を飛んでいるので、それを目指してきてください。
詳しい道順を訊こうと庶務に電話をしたときに、そう言われたものである。
雨の日はあげることができないのだ。
ヘリウムガスなので風の強い日も無理である。
近頃はカーナビが普及しているおかげで、羊はずいぶんとご無沙汰だった。

山本幸久の短篇集「一匹羊」から、表題作を。いきなり勇気や元気がもらえるわけではないけれど、まぁ、もうちょっとだけがんばってみるか、みたいな気持ちになれる、そんなお話が詰まってます。

記事を読む   山本幸久 「一匹羊」

コナン・ドイル 「緋色の研究」

ひつじ話

二、三時間もさがしまわったが、とうとうむだ骨におわったので、あきらめて帰りかけてふと頭上を見ると、ぞっとするほどうれしいものが眼にとまった。
三、四百フィート上の突き出た岩のはじに、羊のように見えて大きな角を生やした動物が立っているのである。
ロッキー羊(ビッグ・ホーン)と一般に呼んでいる動物だが、下からは見えないが、後ろにその大群がいて、一頭だけそこへ見はりに出ているらしかった。
しかもありがたいことには、見はり先生反対のほうへ向いて立っているので、猟人が下にいることには気がつかないらしいのである。
ジェファスンはすぐに腹ばいになって、銃を岩にもたせ、十分狙いをさだめてから、引き金をひいた。
動物はぴょこんと宙にとびあがったかと思うと、ちょっと崖のふちでよろめいてから、どさどさと下の谷へ落ちてきた。
獲物はおもくてとてもそのまま運べそうになかったので、ジェファスンは片股と脇腹の一部を切りとるだけで満足した。

シャーロック・ホームズシリーズの「緋色の研究」に羊が出てくることに、最近になって気が付きました。
といっても、オオツノヒツジ(ビッグホーン)ですが。第二部の半ばあたりで、荒野を逃亡する青年ジェファスンが食べるために狩っています。
以前お話したバットランドオオツノヒツジの記事でも、先住民が食用にしていたようですし、美味しいものなのでしょうか。

記事を読む   コナン・ドイル 「緋色の研究」

コロンビアで、羊のW杯開催。

ひつじ画像・映像

南米のコロンビアで、サッカー・ワールドカップの開幕を前に、羊たちがサッカー対決をした。
特製のシューズを履いて試合に臨むのは、ブラジル代表とコロンビア代表の、およそ50匹の羊たち。
上手にボールをキックして、互いのゴールを狙った。

K&T様から、FIFAワールドカップを前に行われたコロンビアでのひつじイベントを教えていただきました。ありがとうございます。
あちこちで話題になっているようなのですが、日本語の動画が見られるので、こちらで。
試合というか、ふつうに草食べてる気もしますが……。
……そういえば、三年前、ニュージーランドの羊はこんな目にあってましたね。

記事を読む   コロンビアで、羊のW杯開催。

オールドノリタケの飾り皿

ひつじ話

kazarisara140604.jpg
手描羊飼絵飾り皿  1911─17年 径26センチ
motoe140604.jpg
アントン・ムーブの「春」(メトロポリタン・ミュージアム蔵)

オールドノリタケの絵皿と、その絵付けデザインの素材になった19世紀オランダのアントン・ムーブの絵を。
ノリタケは、アンティークでもなんでもありませんが、以前子羊の置物を買いに行ったことが。
アントン・ムーブは、「羊の群れの帰還」をご紹介しています。

記事を読む   オールドノリタケの飾り皿

「環海異聞」

ひつじ話

羊 バラニ  毛色は黒、白また斑もある。ちぢれた毛をかりとり、ほどくと綿のようになる。これでラシャ類の毛織を織る。また皮を丸むきにして売買する。一枚の値は甚だ高い。
綿羊 ヤマニ  毛が長くて藁蓑を着たようである。この毛をとり、太い糸に取り、粗布に織る。またなめし皮にし、種々のことに用いる。上品である。しかし毛皮は羊を最上とする。たとえばヤマニ(綿羊)の皮が二百匁であれば、バラニ(羊)の皮は五百匁である。

以前ご紹介した『北槎聞略』の大黒屋光太夫と同時代人であり、同じく漂流のためにロシアの保護を受け、しかも世界一周の末に帰国を果たした津太夫の記録である、『環海異聞』の「物産」に関する章から。
「バラニ」は『北槎聞略』の記述と同じものだと思うんですが、「ヤマニ」がわかりません。ヤギ……とか?

記事を読む   「環海異聞」

PAGE TOP