2006年12月13日

●「ゴールデン・フリース」

ゴールデン・フリース

アーロンは乾いた、うつろな笑い声をあげた。 (略)

「コルキスなんて嘘っぱちだったんだな」

「いいえ、嘘ではありません。神話のアルゴノートたちと同じように、惑星コルキスへ到着すれば、たいへんに価値のある宝物が待っています。わたしたちの金の羊毛(ゴールデン・フリース)―水みずしく、緑ゆたかで、汚れのない世界―は、こうして話しているあいだにも (略)


宇宙旅行都市計画の一環として、47光年かなたのエータ・ケフェイ星系第四惑星のコルキスをめざすバサード・ラムジェット宇宙船〈アルゴ〉。コンピュータ“イアソン”が完璧に制御しているこの船で、一人の女性科学者が死亡した。事故死?自殺?それとも…。自殺だというイアソンの主張に疑いを抱いた前夫が単独で調査を始め、困難の末にあばいた驚愕の真相とは?“感情を持つコンピュータ”をリアルに描いた話題作。

ロバート・J・ソウヤーのSFです。コンピュータの反乱ものにして倒叙ミステリという、なんだかたいへんな一品。羊は出てこないんですが、ギリシャ神話の金毛の羊にまつわる固有名詞が使われています。

ひつじnews at 2006年12月13日 23:48 | Category : ひつじ話
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