「魏志倭人伝」

ひつじ話

禾稲(かとう)・紵麻(ちょま)を種(う)え、蚕桑(さんそう)緝績(しゅうせき)し、細紵(さいちょ)・縑緜(けんめん)を出だす。

その地には牛・馬・虎・豹・羊・鵲(じゃく)なし。

兵は矛・楯・木弓を用う。木弓は下を短く上を長くし、竹箭(ちくせん)はあるいは鉄鏃、あるいは骨鏃なり。

現代語訳

いね・いちび・麻をうえ、蚕をかい、糸をつむぎ、細紵(いちび、ほそあさの布)・縑(かとりぎぬ・きぬ)・綿を生産する。
その地には牛・馬・虎・豹・羊・鵲(こまがらす・かささぎ)はいない。
兵器には矛・楯・木弓をもちいる。木弓は下を短く上を長くし、竹の矢は、あるいは鉄のやじり、あるいは骨のやじりである。

明治のイザベラ・バードや幕末のオールコック、安土桃山時代のヴァリニャーノなどによる日本見聞記を見ているうちに、
最古の日本伝である魏志倭人伝にもヒツジへの言及があったような気がして、ページを繰ってみました。
ああ、あるある。牛馬虎豹鵲と並んでます。「いない」ことが特記される基準が、わかるようなわからないような。

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『唐詩選』より、「水鼓子」。

ひつじ話

雕弓(ちょうきゅう)白羽 猟して初めて回(かえ)れば

薄夜 牛羊 復た下り来る

夢水(ぼうすい)河辺 青草合し

黒山(こくざん)峰外 陣雲開く

美しく塗った弓、白い矢羽根の矢をたばさみ、いましも猟から帰って来れば、
夕闇はあたりを包んで、牛も羊もねぐらへと、丘の上から下りて来る。
夢水の川辺には青草が一面に茂り、
黒山の峰のかなたには、戦雲も散り去った。

唐代の漢詩を。張子容の作に擬される「水鼓子」です。
同時代の漢詩は、李白を時々ご紹介しております。こちらでぜひ。

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切り紙のヒツジ。

ひつじグッズ

干支の動物たちをモチーフにした切り紙の入門書を見かけたので、挑戦してみました。

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折り紙、画用紙、はさみ、カッター、カッター用のマット、コピーした型紙。うむうむ、よし。

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途中経過。見本では難しそうな部分は、適当にはしょってしまいました。アレンジということで、ご勘弁。

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できたー。

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調子に乗って、さらに指人形と写真立ても作りました。
写真立てには、先日買ってきた「ひつじのショーン」展の絵ハガキを。

こういう楽しみって、ちょっと時を忘れますね。お気の向くことがあれば、ぜひぜひ。

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名古屋、松坂屋美術館 「ひつじのショーン」展。

ひつじ春夏秋冬

ak様から、名古屋市の松坂屋美術館にて、アードマン・アニメーションズ設立40周年記念「ひつじのショーン」展が開催される由、お知らせいただきました。ありがとうございます。

期間 2017年3月10日(金)─4月9日(日)

場所 松坂屋美術館 (松坂屋名古屋 南館7階)

開催時間 午前10時─午後7時30分 (最終日午後6時閉館。 入場は閉館の30分前まで)

というわけで、松坂屋まで。

松坂屋名古屋展公式HP 内 松坂屋美術館

ショーンを中心としたアードマン作品の設定スケッチや絵コンテ、パペット、セットの現物がずらりと並び、スタジオの様子やインタビューの映像が流れ、盛り上がることこの上なし。

そして出口付近に撮影可のスポットが。

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会場限定のグッズも充実しています。書籍類や食器、手ぬぐい、お菓子、バッグ、もちろんぬいぐるみも。
充実しすぎていて気圧されてしまったので、絵ハガキだけ買ってまいりました。

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ミュージアムショップは美術館の外なので、グッズのためだけに再訪しても良いかと。

お近くならば、ぜひ。

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モザイクタイルのヒツジ。

ひつじ春夏秋冬

岐阜県多治見市にある、多治見市モザイクタイルミュージアムに行ってまいりました。

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施釉磁器モザイクタイル発祥の地にして、全国一の生産量を誇る多治見市笠原町に誕生したモザイクタイルミュージアムは、タイルについての情報が何でも揃い、新たな可能性を生み出すミュージアムです。
設計は、独創的な建築で世界的な評価の高い建築家、藤森照信氏。
タイルの原料を掘り出す「粘土山」を思わせる外観は、地場産業のシンボルとして、なつかしいのに新鮮な、不思議な印象を与えます。

多治見市モザイクタイルミュージアム公式HP

さて、ファンタジー世界に迷い込んだような錯覚を楽しめるこちらの博物館ですが、見どころはなんといっても最上階の常設展示フロアです。

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こんな感じで空に向かってモザイクタイルのカーテンが広がってます。雨でもタイルだから平気です。
そしてこのフロアに、古い銭湯のタイル絵が展示されているのですが。

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あ。ヒツジだ。

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十二支を描いたものの一部だと思うのですが、お風呂につかりながらヒツジを眺めるというのは、ちょっとオツな感じです。現役だったときにめぐりあいたかったですね。

お近くならば、多治見まで、ぜひ。

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「ハーディ」のエプロンとマグカップ。

ひつじグッズ

K&T様から、イギリスは湖水地方のヒツジ雑貨ブランド「ハーディ」について教えていただきました。ありがとうございます。

この地を原産とするハードウィック種をモチーフにしているとのことで、公式HPを見ると、キッチングッズからアクセサリーまで充実した品揃え。
ぽやんとした感じの表情がハードウィックっぽくて、じつにかわいいです。

「ハーディ」公式HP

とはいえ海外通販はハードルが高い。K&T様によれば楽天市場に代理店がある由。他にはと探してみると、伊東屋でも購入可能な模様。

楽天市場 内 ノッティングワールド ハーディ

伊東屋オンラインストア 内 ハーディ

……といった経過ののち、ポケットからハーディちゃんが顔をのぞかせてるエプロンとマグカップを買ってしまいました。

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ほどよい厚みが心地よいビタミンカラーのエプロンは、春に向けて元気に動かねば!という気分を盛り上げるのに最適です。
さて、なにから春を始めましょう。

なお、公式HPでは現在見られなくなっているのですが、ハーディの貯金箱を使ったストップモーションアニメがいくつも作られているようです。
下は、そのうちのひとつで、ハーディお店から大脱走の巻を。

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北海道、美深町のふるさと納税。

ひつじ春夏秋冬

・濃くてコクのある羊乳で作ったゴーダチーズ
・通常ヨーグルトよりも水っぽさがない感じで程よい酸味で口当たりが良いヨーグルト。
・「羊乳」です。かなり濃厚です。羊くさい独特の臭いはありません。

当農場の羊乳製品を一度に体験できるセットです

使用される羊乳は、工房の裏手にある放牧地で自分で羊を飼い、ミルクを搾って製造しています。
チーズは自然の環境を利用してゆっくり熟成させていますので、敢えて真空パックしないで熟成状態で提供しています。

昨年暮れにK&T様から教えていただいた、北海道は上士幌町のふるさと納税
こちらの「仔羊一頭」は憧れはしてもやはり手に余る、もう少し気軽なヒツジものがあればと思っていたら、4月の羊様から、美深町は羊乳製品や羊肉ソーセージなどが充実している旨、お知らせをいただきました。ありがとうございます!

作っておられる「松山農場」や「チーズ工房羊飼い」の公式HPでも、通販が可能な模様。

松山農場公式HP 松山農場物語

チーズ工房羊飼い公式HP

良いですねぇ、北海道……。

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