「ポントルモの日記」

木曜日の朝、眩暈がして一日中続いた。
それ以来気分が悪く頭がぼんやりしていた。
木曜日の晩は旨い去勢羊のミネストラと砂糖大根のサラダ。
金曜日の晩、砂糖大根のサラダと卵の魚にした卵を二つ。
土曜日、断食。
日曜日の晩は枝の主日の晩で、夕食に茹でた去勢羊とサラダを少しずつ食べた。
それに三クァットリーノのパンを食べたはずだ。
月曜日の晩は夕食の後とても元気があって具合が良い気がした。
レタスのサラダ、旨い去勢羊のミネストラ、それに四クァットリーノのパンを食べた。

16世紀フィレンツェの画家、ヤコポ・ダ・ポントルモが最晩年につけていた日記です。おそらくは健康管理を主目的としており、そのためか食事の話が延々と続きます。……羊肉、多いですね。

ひつじ話

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