「カンタベリー物語」

また次におりましたのは、家扶に粉屋、召喚吏に免罪符売り、賄い方とこのわたしで、ほかにはもう誰もいません。
 この粉屋はなかなか頑丈な男でした。
筋骨隆々としてとてもたくましく、行くところどこでも、相撲ではいつも、雄羊の賞品をよく手に入れたのも、そのためでした。
※訳注    雄羊の賞品―中世、相撲の賞品には雄羊がよく与えられた。

ジェフリー・チョーサー「カンタベリー物語」巻頭「総序の歌」から、登場人物のひとり、粉屋の紹介部分です。

ひつじ話

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