トルコのアイス ドンドルマ

トルコのアイスクリームは“ドンドルマ”(トルコ語で「凍らせたもの」という意味)と呼ばれ、餅のようによく伸びコシのある食感で、ネットリとしてコクのある味が特徴です。スプーンでは簡単にすくえないほど弾力性があるので、ナイフとフォークで食べることもあります。
この粘性は、原材料に使うサレップという粉の特性に因ります。サレップとはトルコの山岳部などに自生するラン科植物の球根から採る粉のことで、粘性に富み、消化管粘膜に対する保護剤として、古くから生薬に用いられてきました。トルコでは、夏場にはサレップをドンドルマの原材料として用い、冬場には牛乳や砂糖と混ぜて温め、トロッとした甘い飲み物にします。
ドンドルマは羊のミルクと砂糖、サレップをいったん沸騰させた後、弱火で1時間ほど絶えずかき混ぜながらヨーグルト状の固さまで煮つめ、冷蔵庫で固めて作ります。固まったアイスを数日間に渡ってさらに練り上げ、繰り返し伸ばすことで餅のような粘りを出していきます。
ドンドルマの本場カフラマン・マラシュの町では、アイスクリーム売りが1日中、長い金属棒で腰を入れてドンドルマを練っているそうです。こうすることで、よりおいしいドンドルマができると言われています。

■どこで食べられる?

名古屋市大須 メルハバ
名古屋市塩釜口 オリエンタルの青い月
新宿区神楽坂 ソフラ
秋葉原(千代田区) スター★ケバブ
愛・地球博(愛知県) ソフラ・フードジャングル・ボンジュク (?05年9月25日)
などなど

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