羊のアニマルマスク

ひつじグッズ

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ハロウイン、学園祭、クリスマスパーティー、結婚式の余興、宴会、仮装パーティー、文化祭、コスプレイベントにも!!

季節柄、世間ではハロウィンイベントが目白押しです。仮装するというのがハードル高いけど、一度くらいは行ってみたいなぁとか思っておりましたら、K&T様からたいへんなグッズ情報をいただいてしまいました。ありがとうございます。
これがあれば、気軽にハロウィンイベントに参加できる、かも、しれません(ちょっと不安)。

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ミハーイ・ムンカーチ 「ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世」

ひつじ話

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名門ハプスブルク家の傾きを必死に支える皇帝フランツ・ヨーゼフが着用しているのは、微妙な関係にあるハンガリー(当時はオーストリア=ハンガリー二重帝国)の軍服だ。
この上着はアッチラ服と呼ばれ、トルコ風毛皮帽とともに一世を風靡した。

中野京子の美術エッセイ集「名画に見る男のファッション」から、「ハンガリーの軍服姿の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世」の章を。重厚謹厳な老皇帝の胸元に金羊毛騎士団勲章が下がっています。
ハプスブルクのお話はときどきしておりますので、こちらで。

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山本幸久 「展覧会いまだ準備中」

ひつじ話

「おお、これだ、これ。今田くん」 韮山がスマートフォンの画面を弾吉に向ける。「きみ、これ、どう思う?」
そこには羊が三匹いた。本物ではない。絵だ。それも水墨画らしい。
頭を垂れて草を食む一匹を真ん中にして、左右の羊はつまらなそうにそっぽをむいていた。
背景はなく、真っ白だった。簡素だが、描写はしっかりしていた。
それでいて、ぜんたいにトボケたタッチである。見ているうちに心が和み、自然と口元が緩んでいきそうだ。
「いい絵ですね」 弾吉は率直な感想を口にした。
「おお」 韮山が姿勢を正し、身を乗りだしてきた。 「で、どうだ。価値はありそうかね」

「一匹羊」をご紹介している、山本幸久の小説「展覧会いまだ準備中」です。
下っ端学芸員の主人公が古い絵の鑑定を頼まれるところからはじまる、右往左往と夢と希望。「一匹羊」とこっそり世界がつながってるのも、嬉しいところです。

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名古屋まつりの山車揃を見てきました。

ひつじ話

もうずいぶん以前に、名古屋市の筒井町天王祭で曳行されるからくり山車「神皇車」をご紹介したことがあるのですが、この秋の市民まつりで、宵に提灯を点灯しての山車揃が行われると知って、見てまいりました。

例年の名古屋まつり「山車揃」に参加する山車9車が、長島町通(東照宮付近)で提灯を点灯し、本町通を練り歩いたのち、名古屋城でからくり演技を披露します。
神皇車(じんこうしゃ)
森高雅、山本梅逸ら郷土の高名な画家が下絵を手がけた十二支の水引幕は、江戸工芸美術の粋を伝えます。
また巫女から鬼面、そして龍神へと様変わりするからくりは必見です。

というわけで、夜の名古屋市役所及び県庁付近です。
きらきらとした山車がいくつも過ぎていくなかを待ち構えていると、見覚えのある山車がやってきました。
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水引幕の十二支のうち、羊はたしか後ろのほう……ええと……
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ありました!
宵闇の中で見ると、昼とはまた違った風情がありますね。
羊のあしらわれた山車といえば、なんといっても祇園祭の保昌山ですが、他にも類例がありそうです。この先、ご紹介の機会があれば良いのですが。

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「奇想天外! 浮世絵師 歌川国芳の世界」展

ひつじ話

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前期:10月24日(金)?11月7日(金)
後期:11月8日(土)?24日(月・振替休日)
会期中無休
開館時間:午前10時-午後8時 入館締切:各日午後7時30分

JR京都の駅ビル内にある美術館「えき」KYOTOにて、来週から歌川国芳展が開かれる模様。
以前ご紹介した「年が寄ても若い人だ」がチラシに使われていて、とても気になります。お近くならば、ぜひ。
歌川国芳については時々お話しておりますので、こちらで。

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ジャック=レイモン・ブラカサ 「牛のいる風景」

ひつじ話

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 「近世ヨーロッパ絵画の軌跡」展カタログ 

「海辺の羊」をご紹介している、19世紀フランスの動物画家ジャック=レイモン・ブラカサの「牛のいる風景」です。

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「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」3月(続き)

ひつじ話

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背景の左側から、飼葉桶をかついだ羊飼いがやってくる。
彼は羊をひき連れて、城のまわりに繁茂する草木を帯状に取り除かねばならない。
敵が身を隠すのに利用されてはならないからだ。
むき出しになった土地は、城に近づくものを容赦なく支配者の前に晒し出すのである。
だが、その一方で貪欲な羊から、隣接する畑をも守らなければならない。

以前ご紹介したことのある、「ベリー公のいとも豪華なる時祷書」の3月について、政治的な視点から解説を与える「政治的風景」の一文を。

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ルイ=ミシェル・ヴァン・ロー 「プロヴァンス伯爵の肖像」

ひつじ話

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 「ルーヴル美術館展 フランス宮廷の美」カタログ 

18世紀フランス、ルイ=ミシェル・ヴァン・ロー の「プロヴァンス伯爵(後のルイ18世)の肖像」です。胸元に金羊毛騎士団勲章
同時代の肖像画としては、フランシスコ・デ・ゴヤ「ウェリントン公爵の肖像」ジョゼフ・デュプレシ「ルイ16世」ヨーゼフ・ヒッケル「皇帝ヨーゼフ2世」をご紹介しています。
金羊毛騎士団のお話はよくしておりますので、こちらをご参考にぜひ。

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樹下鳳凰双羊文白綾

ひつじ話

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樹下鳳凰双羊文白綾(じゅかほうおうそうようもんしろあや)
(樹下鳥獣文様の綾)
  一片   径約五一
岩の上に立つ南国風花樹の下で向かい合う鳳凰を表した文様を中心に、その左右に樹下双羊文様を表し、それらの隙間に花卉・見返り鳥・花喰鳥・蝶・霊芝雲文様を対照的に配した文様の綾である。
(略)
この綾の用途は、形状から見ると鏡箱のうちばりか献物几(けんもつき)の褥(じょく)の類と思われる。
※ 献物几 仏に献納する品をのせる台机。宝庫には東大寺大仏などへの献納品をのせた献物几が多数伝存する。
  褥 敷物のこと。献物をする際に献物の下に敷かれた几褥や僧侶の座具として用いられたものなどが正倉院宝物として伝わっている。

 「第65回正倉院展」カタログ 

正倉院宝物つながりで、樹下鳳凰双羊文白綾です。ずいぶん前にご紹介してるのですが、全体像が載ったカタログがありましたので、改めて。

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古代エジプトの羊のミイラ

ひつじ話

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エジプトでは動物までもミイラにされた。
カイロに近いサッカラで発見された羊のミイラは、アモン神と同じ型の角を持っていた。
このミイラには毛や皮がなく、かわりに布が巻かれていたが、カイロの農業博物館に保存されているウールのフリースと毛糸はすでにまだらでない羊からとったと思われるものだった。
このウールは紀元前1400年頃のエジプト18王朝のファラオ、イクナートンを祀る寺院に残されていた。
同じ頃のバビロニアのウールにくらべると質はやや落ちるが、まだらでないということは、エジプトでも羊種の改良が進んでいたことを示唆している。

古代エジプトのミイラです。アモン(アメン)神については、こちらで。

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