豊臣秀吉の緋羅紗コレクション(?)

関白殿は一私人の如く案内をなし、自ら戸および窓を開き、我等を第八階まで導き、各階に納めた富を語り、汝等が見るこの室には金が満ち、この室には銀、かの室には生糸及び緞子、かの室には衣服、向ふの室には刀及び立派なる武器が一杯であると語った。
我等が通過した室の一つには新しい緋の外套Capasが十または十二絹の紐で吊してあったが、日本においては甚だ珍しいものであった。

ルイス・フロイスによるイエズス会の活動報告書を読んでおりましたら、大坂城で豊臣秀吉に拝謁したときの記録に、楽しげな場面がありました。
おそらく、以前ご紹介した木瓜桐文緋羅紗陣羽織のようなものが何枚も飾られていたのではないかと。華やかそうです。


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