ワーズワース 「比いなき輝やきと美との夕べに作れる」

この光はその触れるすべてを、宝玉のごとき色をもて染める。
巧みにも清らかなる幻の内に、
牛の群は山腹をうねり、
夕日にきらめく鹿の角も見え、
黄金色に染められし羊はあらわに見ゆる。
紫の夕べよ、この静けき時は汝のもの、
されど神のごとき願い、聖なる希望が
わが心霊を活かす間は、
この壮麗はなべて汝のものなりと信ずるをえず。
この世の太陽に輝らされぬ世界より
この賜物の一部はえられたり。
英国の羊飼の辿る山地に
天の栄華が混りてひろがれり。

「マイケル」「序曲」をご紹介している、ウィリアム・ワーズワースを。「比いなき輝やきと美との夕べに作れる」からの抜粋です。

ひつじ話

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