『ホメーロスの諸神讃歌』より「ヘルメース讃歌」

そこで一匹の亀を見つけたが、これは大層な宝を手に入れたというもの、
ヘルメースこそが、最初に亀を歌奏でる具としたのだから。
(略)
葦の茎をそれぞれ程よい長さに切ると、
亀の甲羅を差し貫いてしっかり取りつけた。
その上から巧みをこらして牛の皮を張りまわし、
腕木を造りつけ、横木を渡して固くとめ、
よく鳴り響く羊腸の弦を七本そろえて張った。
さて、神はこうして愛らしい玩具を仕上げると、
それを手にとって、撥で弦を順番に試してみた。
すると竪琴は神の手の下で、驚嘆すべき音を立てた。

ヴァイキングの笛に続いて、羊素材つながりでもうひとつ。
「ヘルメースを讃め歌え、キューレーネーと羊多いアルカディアを統べる神」とのフレーズではじまる、古代ギリシアのホメーロス風讃歌「ヘルメース讃歌」から、ヘルメースによる竪琴の発明を語るエピソードです。

ひつじ話

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