桑の葉でおいしい羊を育てる、日中協力で地域経済活性化

「(中国寧夏回族自治区の)紅寺堡では、不要となった桑の葉を羊の飼料として有効活用?栄養価が高く品質もよい」……これは、今年9月14日の寧夏日報に財経・科教面のトップ記事の大見出しだ。
記事では次のように報道されている。「この地域はもともと養蚕がさかんな地域であったが、昨年来の不況で養蚕をやめた農家が多かった。しかし農民は桑の葉を羊の飼料として活用することで、別の農作物に切り替える苦労を避けることができた。そこには日本人専門家の技術指導があった。将来は『桑羊』ブランドを確立させたい……」
これは、社団法人国際善隣協会(以下、「善隣協会」)が草の根技術協力として、2008?2009年度の2年間の予定で実施しているプロジェクトのことである。
桑の葉を家畜の飼料にすること自体は、古くから日本で行われていた。たんぱく質が豊富で、羊も喜んで食べる桑を、とうもろこしなどの穀類の代わりに与えることで、羊に与える穀類の量を減らす研究実績も蓄積されている。

もりもとさんから、サーチナの羊関連記事についてお知らせをいただきました。いつもありがとうございます。合理的で良いですよね、桑羊。


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