シャルル=エミール・ジャック 「羊飼いの女と羊の群」

「羊飼いの女と羊の群」
本作は、最初イギリスのコレクターが所蔵していた。
ジャックとイギリスとの関係は、1836年から二年間、シェークスピアの挿絵本制作のために滞在していたことに始まるが、フランスよりも早くから風景画が成立しているイギリスにおいて、風景だけで観賞に値するジャックの作品が好まれたことは不思議ではない。
木や枝葉の細かい描き方にイギリスのコンスタブルの影響があることも十分考えられよう。

「中村コレクション秘蔵の名品 コロー、ミレー バルビゾンの巨匠たち展」カタログ

「月夜の羊飼い」「羊飼いと羊の群」、「羊飼い」、「夕暮れの羊飼いと羊」などをご紹介している、シャルル=エミール・ジャックの「羊飼いの女と羊の群」です。
影響を示唆されているコンスタブルについては、「麦畑」をご紹介したことがあります。

ひつじ話

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