ヘロドトス 「歴史」巻三

巻三 一0六節
またインドでは野生の木が(羊)毛の実を結び、この(羊)毛は外見も質も羊からとった毛に優る。
インド人はこの木(の実)で作った衣類を用いているのである。

巻二に続いて、ヘロドトス「歴史」巻三から。
なんのことはない、おそらくワタの木のことなのですが、ヘンリー・リー「スキタイの子羊」によれば、この記述が植物羊の伝説が生まれるのに一役買っている可能性があるようです。
なおこの「歴史」巻三には、一一三節に、以前ご紹介した脂肪尾種の記述も含まれています。
写真もあるんですが……ちょっとびっくりしますよ?

ひつじ話

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