ミレー「羊飼いの少女」

ミレー「羊飼いの少女」

ジャン=フランソワ・ミレーの「羊飼いの少女」です。オルセー美術館所蔵。
こちらをふくむ、ミレーの羊飼いを描いた作品についての興味深い解説を見つけましたので、下に。

冬近い季節らしく厚い頭巾や肩掛けをまとって広い野面を背に、編みものや糸紡ぎをしながら羊の番をしている。 (略) 男の牧人の場合、当時は「得体の知れない、神秘的な存在」とか、星の運行を調べ、天体を探り、時刻を当てる「注意深い自然の観察者」とみなされていたようだが、娘たちはもっと単純で、作者のあたたかな視線が感じとられ、つねに可憐で親しみ深い。

 「ゴッホ、ミレーとバルビゾンの画家たち」展図録 

ミレーの描く「神秘的な男の牧人」としては、以前ご紹介した「夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い」がその代表になるでしょうか。神秘的で、崇高で、・・・ちょっと怖い?

ひつじ話

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