ジェイコブ種の名前の由来

「わたしはきょう、あなたの群れをみな回ってみて、その中からすべてぶちとまだらの羊、およびすべて黒い子羊と、やぎの中のまだらのものと、ぶちのものとを移しますが、これをわたしの報酬としましょう。」 (中略) ラバンはその日、雄やぎのしまのあるもの、まだらのもの、すべて雌やぎのぶちのもの、まだらのもの、すべて白みをおびているもの、またすべて子羊の黒いものを移して子らの手にわたし、ヤコブとの間に三日路の隔たりを設けた。ヤコブはラバンの残りの群れを飼った。 (中略) 彼はまた群れの顔をラバンの群れのしまのあるものと、すべて黒いものとに向かわせた。そして自分の群れを別にまとめておいて、ラバンの群れには、入れなかった。

 旧約聖書 創世記第三十章 

先日ご紹介した、多角種にして茶と白のまだら模様という変わり種なひつじ、ジェイコブ種は、その名前の由来となった伝説を持っています。
イスラエルの祖ヤコブは、舅ラバンからまだら模様の羊をもらう約束をしますが、ラバンはこれを守らない。で、ヤコブがなにをしたかというと、こっそり両者の羊たちを水飲み場で合流させて、まだら模様の子を増やしまくったわけです。策士だー。まだら模様が可愛いジェイコブたちの名前は、そんなわけでこの「ヤコブ」から来ています。
ただ、ヤコブの羊たちのほうは角は普通だったみたいです。ちょっと残念。

ひつじ話

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