四羊銅方尊(四羊方尊)

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 中国の湖南省で出土した酒器。高さが約60センチ、重さが約35キログラムもある大型のもの。
 四方に4匹の羊を象った青銅製の方形の尊。尊とは酒器のことである。これは殷(商)と同時代のものと見られる。羊の頭には大きな巻角があり、その形状はアルガリという種類の羊に似ている。
 殷の青銅器文化は、精緻な装飾文様や鋳造技術を持ち、その文化は周辺の地域にも伝播して、このような青銅の大型の酒器や鐘などが作られた。羊のほか、象、水牛、虎などをモチーフにした作品が出土している。
 この酒器を装飾している文様は、各部位によって異なる。羊の頭部は雷文(らいもん)、眼は饕餮文(とうてつもん)風になっており、首と背には鱗文(うろこもん)、胴部には長冠をつけた鳥文、頚部には蕉葉文(しょうようもん)と饕餮文がある。

いわゆる“食玩”なのですが、8月末頃発売とか。
税込 ¥368


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