富山市ファミリーパーク 自然体験センター完成、環境学び楽しむ

 ◇たくさんの動植物と触れ合い
 動物や自然についてより親しんでもらおうと、今春、富山市ファミリーパーク(同市古沢)に、環境学習の拠点「自然体験センター」がオープンした。春まっさかりの今、屋内外でたくさんの動植物との触れ合いが楽しめる。
 センターは、雨天でもゆっくりと動物ウオッチングを楽しめるよう、一昨年から約6億3000万円かけて建設された。2階建て延べ約1550平方メートル。1階には体験学習ホールや標本展示室など、2階には園内が見渡せる屋上展望広場などがある。
 体験学習ホールでは、200インチの大型スクリーンや50インチのディスプレーが設置され、普段見ることのできない巣箱の中や水中の様子が映し出される。毎週末には、飼育係のガイドとともに園内各所から生中継される動物の様子を観察できるガイドショー「ズームアップ情報局」も開かれる。オープン記念特別展として、昨年各地で相次いだクマの出没と事故を振り返り、自然との共存を考える「とやまのクマ、どうなったがけ」も、今年末まで開催中。
 自然実験室では自然素材を使ったクラフト、料理も楽しめ、2階の展望広場からは六泉池など園内の豊かな自然を一望できる。11種類約500本のサクラの木がある園内では、ウワミズザクラ、ヤエザクラが5月上旬まで楽しめる。
 また、今春から導入されたガイド付き園内周遊馬車も、新しい目玉の一つ。体重約1トンもある北海道生まれの大型馬「ばん馬」が、馬車を引いて園内を回る。所要時間は約10分で1人200円。
 ゴールデンウイーク中には、この馬車運行を記念して北海道特産の乳製品やお菓子などを販売する「北海道ばん馬市場」、クイズラリー、羊の毛刈りなどさまざまなイベントも予定されている。詳細は、同パークへ。


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