2015年07月20日

●アンベール 「続・絵で見る幕末日本」

別の所では、さまざまな動物を檻に入れて売っている。
中でも目につくのは、蝦夷の子熊とか、非常に醜いが、きわめて高価なスパニエル犬とか、芸を仕込んだ猿とか、ごくありきたりの野羊とか、といった動物がいる。

注目すべきは、日本のような国では放牧用の土地が耕作のために取られてしまい、反芻動物はすべて贅沢品となっていることである。
ただし、水牛は除外例で、これは稲田の仕事には欠くべからざるものだからである。

修好通商条約を結ぶために幕末の日本にやってきた、スイス人エメェ・アンベールの見聞記です。引用は、浅草の祭りを描いた一章から。
江戸期の見世物はヒツジが人気だったらしい、というお話はときどきしているのですが、西洋人の目にはそれがこういうふうに映ったのですね。
幕末の日本見聞記としては、ほかに「ゴンチャローフ日本渡航記」をご紹介しています。

ひつじnews at 2015年07月20日 20:33 | Category : ひつじ話
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