史記より、匈奴列伝。

ひつじ話

匈奴は、その先祖が夏后氏の子孫である淳維である。
(略)
水と草を追って移動し、城郭とか定まった住居はなく、耕作に従事することもなかった。
しかしそれぞれの領地に分けられていた。
文書はもたず、規約や命令も口頭でなされた。
子どもは羊に乗ることができるころから、弓を引きしぼって鳥や鼠を射た。
少し大きくなると、狐や兎を射、それを食事とした。
士卒は弓を引く力があれば、[戦争の際には]すべて甲冑をつけた騎兵となった。

史記の「匈奴列伝」冒頭部分から。乗馬の訓練は、まず羊でなされるもののようです。

史記のお話は時々しております。こちらでぜひ。

記事を読む   史記より、匈奴列伝。

城山八幡宮の干支守。

ひつじ春夏秋冬

名古屋市の城山八幡宮にお参りしてきました。

siroyama161024.jpg

城山八幡宮公式HP

歴史的には織田信長の父信秀の居城跡として知られる土地ですが、今はご神木の連理木が有名かな?

干支守は、「水晶御守」がとても綺麗だったので、お受けしてまいりました。

siroyama161024no2.jpg

干支守は、折々に入手してはご紹介しております。
三重県桑名市の多度大社愛知県岡崎市の龍城神社奈良県桜井市の安倍文殊院など。ご縁があれば、ぜひ。

記事を読む   城山八幡宮の干支守。

スペイン民話 「狼にとって食べ物のあたるよい日」

ひつじ話

「おい、子羊たちよ、わしは腹がへって死にそうなんだ。これからお前たちを食ってやる。」
羊たちは狼に答えた。
「ねえ、狼さん、私たちはあなたに食べられることを決して悲しんではいません。あなたが食べたいとおっしゃるなら、どうぞお食べ下さい。でも、あなたが私たちをお食べになる前に、この土地を分配してほしいのです。この土地をどのようにして二頭のあいだで分けたらいいのかわからないのです。」
「よし、わしが土地を分けるのを手伝ってやろう。その代わりその後で、わしに食われるのだぞ」と狼は言った。

二頭の羊は、「結構です、あなた。どうぞそこの中央の地点に立っていて下さい。私たちは両端に行きますから。」と言った。
狼は中央に立ち、羊たちは両端に行くと、そこから角を振って一斉に走り出し、狼に激突したので、狼は目を回して仰向けに倒れてしまった。

スペイン民話集から、「狼にとって食べ物のあたるよい日」を。ごちそうを食べようとしてはごちそう側からの反撃にあう、狼の失敗譚です。

記事を読む   スペイン民話 「 ...

市原土人形。

ひつじグッズ

itihara161016.jpg

日本各地の土人形は、江戸時代中頃から京都伏見で製作されていた土人形が土産品として持ち帰られ、これを手本として各地で農閑期の副業として製作されるようになったといわれています。
瑞浪市を含む東濃地方は、良質な粘土に恵まれていることもあって、古くから焼物の生産が盛んな地域でしたが、土人形製作の始まりは明治時代になってからと考えられます。

 「市原土人形の系譜 後藤家三代の仕事」 

能古見人形に続いて、郷土玩具を。岐阜県の市原土人形です。ダルマと干支が組み合わされていて、たいへんキュート。残念ながら平成20年に最後の作り手が亡くなり、製作が途絶えてしまっているとのこと。
栃木のきびがら細工のフィギュアをご紹介した、「日本全国まめ郷土玩具蒐集」シリーズ第六弾にも入っています。

日本全国まめ郷土玩具蒐集シリーズ公式HP

記事を読む   市原土人形。

イギリスで、新たな羊の盗難防止策が編み出されました。

ひつじ画像・映像

ak様から、英国カンブリア州の牧場主が、羊の盗難に悩まされた末に考案した解決法についてのニュースを教えていただきました。ありがとうございます。

飼っている羊たちを鮮やかなオレンジ色に染めることで、盗難防止が達成されているとの由。たしかに、一目でこの人の羊だとわかりそうです。
それにしても、なにか、観光スポット化しているような。いや、気持ちはわかります。わかりますとも。

記事を読む   イギリスで、新た ...

能古見人形。

ひつじグッズ

郷土玩具を。
佐賀県鹿島市の伝統工芸品、「能古見人形」です。

佐賀県鹿島市観光ポータルサイト かしましましまweb 内 のごみ人形工房

kyoudogangu161003.jpg

後ろ姿もラブリー。

kyoudogangu161003no2.jpg

こうした工芸品の情報を得るにあたって、全国の郷土玩具を網羅した「十二支の郷土玩具」がたいへん重宝でしたので、あわせてご紹介を。

能古見土人形
祐徳稲荷の参拝土産として戦後生まれた土人形。
(略)
十二支の土鈴も作られ、兎の土鈴は昭和38年用の年賀切手に、羊の土鈴は平成3年用の年賀切手に採用された。

郷土玩具は、これまでに、栃木のきびがら細工のフィギュアと、福島県の三春張子宮崎市の佐土原人形をご紹介しています。

記事を読む   能古見人形。

PAGE TOP