干支 未(ひつじ)

ひつじグッズ

 平成15年(2003年)は、干支では未(ひつじ)年にあたります。
 羊と人間との関わりは大変古くからのもので、およそ1万年前から家畜として飼われてきたといわれています。元々は日本にはいなかった動物なのですが、推古天皇の頃に百済国より送られてきたと『日本書紀』に書かれているのが最古の記録とされます。羊が本格的に飼育されるようになったのは、西欧化により羊毛の需要が増えた明治期のことになります。羊毛をはじめとして、様々な用途に使われるありがたい存在であるとともに、その温厚な性格と、毛むくじゃらの愛らしい姿はわたしたちをあたたかく和ませてくれます。
 また、『大漢和辞典』(大修館書店)によりますと、「羊」という漢字は、「祥」の字に通じており、「よい」という意味をもった縁起のよい字とされていますし、実際の羊も宗教的に重要視された神聖な動物といわれています。
 今回は、新しい年が羊のように穏やかな幸多き年となるように、羊の様々な面がうかがえるような当館所蔵の関係資料をご紹介いたします。
●展示資料●
約100冊

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