パウル・ブリル 「洗礼者ヨハネのいる風景」

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パウル・ブリル
1554(アントワープ)─1626(ローマ)
17世紀初頭の風景画の大家。オランダとイタリアとの間の重要な橋渡しをする。
(略)
マニエリストの巧みな資質に恵まれ、アンニーバレ・カラッチのしっかり構成された様式を熟知したことや、とりわけ1610年代にローマで出会ったエルスハイマーのおかげで自然の魅力に開眼したことが、彼を絵画的に心地よく釣り合いのとれた田園風景画の一様式へと導き、それが17世紀に彼に大きな成功をもたらした。
また光の表現における彼の感覚と繊細さはクロード・ロランの傑作に先駆けている。

パウル・ブリルの「洗礼者ヨハネのいる風景」を。
上の引用で影響関係が示唆されているカラッチについては「エジプトへの逃避」を、エルスハイマーは「洗礼者聖ヨハネ」及び「洗礼者ヨハネと天使たちのいる聖家族」をご紹介しています。クロード・ロランについては、まとめてこちらで。
また、洗礼者ヨハネを描いたものを数多くご紹介しておりますので、こちらでぜひ。

ひつじ話

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