ハギスの作り方と、バーンズの「ハギスのために」

ハギスのために
正直なおまえの笑顔に幸いあれ!
腸詰一族の偉大な王よ、
おまえはその連中の上にどっかと腰をおろしている、
     胃袋や腸や内臓の上に。
おまえはおれの長い腕くらい
     長ったらしい食前の祈りにふさわしい立派な食べ物だ。

「哀れなメイリーのエレジー」をご紹介したロバート・バーンズの詩を、もうひとつ。
以前、少しだけお話した、スコットランドの名物料理ハギスに捧げる讃歌です。
作り方が丁寧に紹介されているガイドブックがありましたので、そちらの引用を、下に。

バーンズの誕生日の1月25日前後になると、スコットランド人はこの日を祝うが、そのとき大皿にのったハギスが、バグパイプの音に先導されてみなの待つ席につき、「ハギスに寄せる」の詩が朗々と暗誦されるのだ。
(略)
材料
1 羊の胃袋を一つ  2 乾燥オートミールを1ポンド(約450グラム)  3 羊の腎臓の堅い脂肪を1ポンド  4 子羊の肝臓(または子羊の赤身)1ポンド  5 ミート・ストック(または固形スープ)2分の1カップ  6 タマネギのざく切りを一個分  7 カイエン・ペッパー、ジャマイカン・ペッパー、ブラック・ペッパー、塩を各小さじに半分。
作り方
1 肝臓または赤身の肉をゆでる。  2 タマネギは半ゆでにしておく。  3 1と2を一緒にして細かく刻む。  4 オートミールを軽く煎り、他の材料も加えて3と混ぜる。  5 混ぜたものをすべて胃袋に詰めて押し込み、空気を抜く。  6 しっかりと詰め口を縫う。  7 胃袋の外から数か所をつついておくと、破れない。  8 煮立ったお湯の中にハギスを入れて、弱火にして四時間から五時間煮る。  9 ゆでたハギスは、12人分にちょうどいい分量になる。

…………どうしろと……。

ひつじ話

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