西安市出土 加彩十二支俑

加彩十二支俑 加彩十二支俑 未
古代中国が発祥の十二支は、年・月・時刻や方角をあらわすのに用いられてきた。
各十二支に割り当てられた動物を中国では十二生肖(せいしょう)といい、古くから彫像や絵画などに表現されてきた。
生肖の「生」は生き物、「肖」は「象る」の意味がある。
十二支俑も十二生肖を表現したもののひとつで、動物そのものの形象のほかに、本例のように動物の頭に人間の体をもつ獣頭人身の形や、文官が手に十二支の動物を抱えた姿、あるいは頭上に十二支の動物を載せた姿などで表現された。
12体の俑を各方角へ配置することで、墓内に侵入する邪気を払う役割を果たしていたと考えられる。

 「大唐皇帝陵」展カタログ 

 

8世紀、唐の十二支俑です。
獣頭人身の十二支の造形は、これまでに、重慶市から出土した初唐の十二支俑韓国の伝景徳王陵及び伝金庾信将軍墓の浮彫円明園の噴水をご紹介しています。

ひつじ話

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