ランブー 「楽園追放後のアダムとエバ」

「楽園追放後のアダムとエバ」
楽園追放後のアダムとエバの図像は古くから存在する。
だがこのランブーの作品で非常に興味深いのは、エバが明らかにやがて来たるべき新しきエバ―聖母マリヤのタイプを与えられていることである。
すなわち、カインとアベルを抱くエバの右には多くの山羊(悪しきものの象徴)がおり、左からは1匹の仔羊が歩み寄っている。

ラファエル前派にも影響を与えた19世紀ドイツの芸術運動ナザレ派のひとりである、ランブーの「楽園追放後のアダムとエバ」です。
アダムとエバを描いたものは、これまでに、コルネリスの「人間の堕落」フランチェスコ・モーラの「楽園追放」フィリップ・ド・シャンパーニュ「アベルの死の哀悼」ヤコポ・バッサーノ「楽園」をご紹介しています。

ひつじ話

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