根津美術館所蔵 双羊尊

双羊尊
根津美術館の青銅器は大型であるだけでなく、複雑な器形や文様をもった造形感覚豊かな作品が少なくない。
なかでも「双羊尊」は、どこかユーモラスで親しみやすさをもっている。
動物を象った青銅器は多いが、このように二頭の動物を背中合わせにしたような器形は珍しく、同じく羊を象った大英博物館所蔵の「双羊尊」とこの作品が知られている。
器の全体に羊毛を表した小さな鱗状の文様をびっしりと並べている。
殷時代後期に、動物や鳥の体毛を鱗状に表すことが流行したことによる。

先日大英博物館の双羊尊をご紹介したおりに触れた、根津美術館の双羊尊です。(比較的)気軽に行ける場所にあるんだし、行ってからご報告をしようと思っていたのですが、まぁ、その時はその時であらためてということで。

ひつじ話

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