「黄金伝説」より「聖アグネス」

友人たちは、八日間聖アグネスの墓のそばで見張りをしていた。
八日目に、突然墓のほとりに乙女たちの輪舞があらわれた。
乙女たちは、かがやく金いろの衣裳をつけていた。
そのまんなかに、金いろの衣をまとい、右手に雪よりも白い子羊をつれたアグネスの姿が見られた。

13世紀イタリア、ヤコブス・デ・ウォラギネによる聖人伝「黄金伝説」から、聖アグネスの章を。殉教した聖女が、自らの墓に現れて人々をなぐさめる場面です。
聖アグネスについては、いくつかご紹介しておりますので、こちらで。
「黄金伝説」は、聖クレメンスの章をご紹介したことがあります。

ひつじ話

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