ヒツジのしっぽの煎餅風

従来、モンゴル遊牧民は煮込んだヒツジの脂肪尾を薄く切って手のひらに載せて噛まずに飲み込む習慣があり、脂肪尾はヒツジ肉のなかでも大切な部分としてみなで分け合って食べる。
近年になって、都会の人びとにもこの脂肪尾をおいしく食べてもらおうと、このような工夫が生まれたと思われる。
材料〕 ヒツジのしっぽ、卵白、干した果物、煎りゴマ、砂糖などを適宜用意しあらかじめ練っておく。
作り方〕 ヒツジのしっぽを薄切りにし、練っておいたあんを薄く伸ばすように載せ、これを卵白にくぐらせて170度のサラダ油でさっと揚げるだけでできあがり。

「世界ことわざ辞典」「十五世紀パリの生活」を読んで以来、美味であるらしい羊の尻尾のことが気になっていたのですが、「世界の食文化 (3) モンゴル」の一章、「内モンゴルの代表的な地方料理」のなかに、こんなレシピがありました。酒のつまみに最適らしいです。

ひつじ話

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