ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ 「祈りを捧げる少女時代の聖ジュヌヴィエーヴ」

「祈りを捧げる少女時代の聖ジュヌヴィエーヴ」 「祈りを捧げる少女時代の聖ジュヌヴィエーヴ」(部分)
手作りの十字架に向かって祈る少女の姿を見て、前景の樵は柴を置き、思わず帽子を取る。その妻は空いている手を祈るように差し上げる。奥の林でも男が一人、木に隠れるようにしてこの場面を見ている。
崖の下には群れから離れた黒い仔羊が一頭おり、文字どおり「迷える仔羊」を表している。
「ウィンスロップ・コレクション―フォッグ美術館所蔵19世紀イギリス・フランス絵画」

「夏」をご紹介したことのある、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌの「祈りを捧げる少女時代の聖ジュヌヴィエーヴ」です。パリの守護聖人聖ジュヌヴィエーヴの、羊飼いであったとされる少女時代の姿。

ひつじ話

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