クシャノ・ササン朝のコイン

バフラム金貨
雄羊角に蓮華(アザミ?)の花を戴く冠を被っている。
クシャノ・ササン朝ササン朝ペルシアのいわば分家で、ゾロアスター教を信じるイラン系遊牧民である。
雄羊(イラン高原に生息していた野生のムフロン羊)は、ゾロアスター教の勝利の神の化身である。
また、王権、財産、吉祥のシンボルでもあり、雄羊文は織物、スタンプ印章、銀皿などに多用された。
この伝統は中央アジア、中国を経て、正倉院の「羊木臈纈屏風」にまでつながる。

クシャノ・ササン朝(4世紀前半)の金貨です。頭に巻き角が。
ムフロン羊の文様についてはこちら、ゾロアスター教の戦勝神についてはこちらをご参照ください。

ひつじ話

Posted by


PAGE TOP