ブリューゲル 「ネーデルラントの諺」

ブリューゲル「ネーデルラントの諺」  「ネーデルラントの諺」(部分)
ひとりは羊の毛を刈り、もうひとりは豚の毛を刈る
レンガの壁の前で、エンジ色の上衣の男が無心に鋏で羊の毛を刈り、もうひとりの黒い服の男が、豚の毛を刈りながら、羨ましそうに仲間を見ている。
この諺は、同じことをしながら、ひとりは有利で、他は不利になること、ひとりはいつも豊かであり、他は貧しい、という意味である。

ピーテル・ブリューゲルの「ネーデルラントの諺」です。
数多くの(こちらの「ブリューゲルの諺の世界」では、85の諺が吟味されています)諺がひとつの画面に描き出されているのですが、前景やや左に羊がいます。
「ひとりは羊の毛を刈り、もうひとりは豚の毛を刈る」という諺を絵にしたもののようですね。
ブリューゲルは、「人間嫌い」「イカロスの墜落のある風景」をご紹介しています。

ひつじ話

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