フィリップ・ド・シャンパーニュ 「アベルの死の哀悼」

シャンパーニュ 「アベルの死の哀悼」  「アベルの死の哀悼」(部分)

17世紀フランスの有力な画家、フィリップ・ド・シャンパーニュの「アベルの死の哀悼」です。アダムとエバの、息子アベルの死への嘆きの図ですが、その背景にアベルが飼っていたのであろう羊たちが。
嘆きのシーン自体は聖書にはありませんので、カインのアベル殺しのあたりを引用します。

アベルは羊を飼う者となり、カインは土を耕す者となった。
日がたって、カインは地の産物を持ってきて、主に供え物とした。
アベルもまた、その群れのういごと肥えたものとを持ってきた。主はアベルとその供え物とを顧みられた。
しかしカインとその供え物とは顧みられなかったので、カインは大いに憤って、顔を伏せた。
(略)
彼らが野にいたとき、カインは弟アベルに立ちかかって、これを殺した。
主はカインに言われた。「弟アベルは、どこにいますか」。

 旧約聖書 創世記第四章 

ひつじ話

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