「きたかぜのくれたテーブルかけ」

「きたかぜのくれたテーブルかけ」
「この きれは ごちそうを ださないよ。
 やっぱり こなを かえして。」
「そりゃあ こまったな!
 ようし、じゃあ この ひつじをあげよう。
 こいつはな、『ひつじや、きんかを だしとくれ。』
 と いうと、きんかを だしてくれるよ。」
きたかぜは そういって、ひつじを いっぴき くれました。

ノルウェー民話「きたかぜのくれたテーブルかけ」です。北風にパンを焼くための大事な粉を吹き飛ばされた男の子が、代わりにごちそうの出るテーブルかけや金貨を吐く羊を手に入れるまでの冒険譚。タフで強気な少年と、気の良い北風の対比が良い感じです。


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