2メートル巨体“カップル” 猿撃退にダチョウ切り札

猿からブドウを守るため放牧されたダチョウのつがい
 県農業技術振興センター栽培研究部湖北分場(木之本町)は獣害対策の一環として、2001年度から、木之本町内の山際で牛を放った。イノシシ、次いで猿の出没が止まった。牛が雑草を食べることで野生獣の好むヤブが消え、虫や根などの餌も減る。それが要因と同センターは分析する。
 だが、のんびりした牛が猿に突進することはない。センターの担当者らは「そのうち、慣れてしまうのでは。番犬のように威嚇する存在が必要」と考えた。
 猿は同ランド内のブドウ園(約150アール)で実を狙う。センターは昨年度、ヤギ、羊、子豚など5種類の動物を連れてきて、状況を観察。ヤギが猿に「にらみ」をきかす様子を、撮影した映像で確認した。
 さらに「攻撃的な特性」に着目し、県畜産技術振興センター(日野町)で飼育していたダチョウのつがいを放牧することに。逃げないよう、幅約5メートル、長さ約120メートルにわたって防護ネット(高さ約2メートル)を張り巡らせ、餌小屋を設けた。実験は9月末まで続ける。

滋賀県です。「イノシシ撃退にヒツジ効果は!?」という記事を以前紹介しましたが、サル相手にさらに強力な助っ人が……。
いまいちなんでしょうか、ヒツジ。


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