羊に化けた仙人、左慈

左慈、字は元放、廬江の人であった。 (略) 石室の中より「九丹金液経」を入手して、さまざまに変化できること、数えきれないほどであった。 魏の曹公がこれを聞いて召し出し、(略)これを殺そうと考えた。 (略) 左慈は逃げて羊の群に紛れこんだので、捕方のものには見分けがつかない。そこで、元いた羊から数えていくと、やっぱり一頭が残ったので、左慈が羊に化けたものであることが判明した。捕方は、主人の意向は先生にお目にかかりたいというだけであるから、暫時ご帰還になっても心配ご無用と告げた。と、突然に大きな羊が進み出て跪き、「そんなはずがあるものか」といった。捕方は「この跪いた羊が左慈だ」と言いあって、これを捕えようとすると、羊の群が悉く捕方に向かって、「そんなはずがあるものか」といったので、捕方は、またもや左慈の所在がわからなくなり、とうとう捕えるのは止めにした。

左慈は、後漢末に現れて、魏の曹操や呉の孫策を翻弄したと伝えられる怪しい仙人です。
なにがあったのか、PS2のアクションゲーム「真・三國無双 4」の隠しキャラです。英雄たちが翻弄されてます。タチの悪そうな顔つきが良い感じ。羊、出ませんけど。
「真・三國無双4」武将事典の左慈

ひつじ話

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