ヒツジの毛が毛糸になった!? 熊本市動植物園 毛つむぎ教室に40人

 熊本市動植物園(同市健軍5丁目)で7日、初の企画「ヒツジの毛つむぎ教室」が開かれ、親子連れら約40人が、専門の道具を使った羊毛の毛糸作りに挑戦した。
 教室の冒頭、黒葛原(つづらばら)潔園長が「動物の毛の働きや、日常生活とのかかわりを学んでほしい」とあいさつ。職員が紀元前3000年ごろからヒツジの毛を刈り取って繊維を作っていた羊毛の歴史を紹介し、毛刈りの手順などを説明した。
 参加者は洗って乾燥させた羊毛を受け取り、針が付いた木製の道具で毛をすき、「スピンドル」と呼ばれる糸紡ぎで毛糸を作っていった。羊毛が1本の毛糸になると「すごい、すごい」と歓声が上がった。
 同教室は21、27の両日にも開かれる。


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