ゴールドスミスの動物誌

羊は、現在の家畜という状態では、すべての動物のなかで最も無防備で無害な動物である。自由だけでなく、すばしっこさとずるさも失なってしまったようだ。そしてロバにあっては、むしろ忍耐と呼んでもよいものが、羊のばあいには愚かさに見えてしまう。自己保存のための資質は一つも持っていないくせに、とにかくいちおうは無駄な努力をやってみる。のろまなのに逃げようとする。力もないくせに時どき反撃を試みる。

オリヴァー・ゴールドスミスによる動物文学の古典から。第8章の一節が羊の説明にあてられているわけですが、なんかえらい言われようです。

ひつじ話

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