名物コスモス畑でシカ食害

シカの食害の影響で小さなコスモスの花がまばらに咲く場内
 静岡市葵区井川のリバウェル井川スキー場で、栽培しているコスモス畑がシカに食べられてしまう被害が広がっている。関係者は「高原に咲き乱れるコスモスはここの新名物。追い払ういい方法はないか」と、予想外の“来客”に頭を悩ませている。
 コスモス畑は、リバウェル井川運営組合(杉山光一組合長)が平成14年から「秋の観光の目玉に」と整備を進めている。開花期に好天に恵まれれば、一面に広がる花を前に紅葉の時期を迎えた南アルプスの山々と井川湖を望めるというロケーションから、毎年花が咲くのを楽しみにしている人も多い。
 今年はコスモス畑の範囲を広げようと、5月上旬に新たな場所に種をまいた。6月中旬には10センチほどに成長した。このころから枝先の柔らかい葉を目当てにシカが集まり始め、今では根元を残しほとんどが食べられてしまった。
 同所は、スキーシーズン以外はヒツジや乳牛が放牧されているため、駆除などの対策が取りづらく、また背の高い草がなく見通しのいい条件が、シカが集まってくる一因らしい。
 同運営組合の桶沢正副組合長は、「まさかこんなものが食べられてしまうなんて想像もしていなかった。何かいい対処法はないだろうか」と対応に苦慮している。

羊よりも食欲旺盛なシカたち。


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