平行植物としてのバロメッツ

平行植物
1330年にポルデノーネの修道士オドリコが、まさしく天使の献身をもって、羊としか考えられないものを生んだ植物を描写している。あるいはまた、正真正銘の科学的実験の時代が始まろうとしていた17世紀に、クロード・デュレも動物を生んだ木について語っている、というふたつの事実を考えあわせてみれば、自然界のいかなる既知の法則にも拘束されない植物が発見されたことによって、必ずしも客観的正確さをもってそれらの新しい植物の本質を扱わない記述が現れたとしても不思議ではない。

レオ・レオーニの幻想博物誌です。「平行植物とはなにか」を語るにあたって、バロメッツ(ヒツジノキ)が引用されています。

ひつじ話

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