驚かされると倒れてしまう山羊


いきなりヒツジじゃなくてヤギですが、おもしろい映像ですので是非。
前後略していますが、ナレーションはこんな感じらしいです。

現在の「気絶ヤギ」は、そのヤギ達に由来している。
彼らは実際のところ気絶しているのではないので、「気絶ヤギ」という名前は少し誤解をまねく。このヤギ達は、筋肉をリラックスさせることに関与する遺伝子に問題を有していて、彼らは驚かされると、筋肉が硬直し、倒れることもある。だから、「気絶ヤギ」と名付けられた。正確にはぎょっとしたり、驚いたりすると、筋肉が硬直してしまい、足を突っ張った姿勢で棒立ちになったり、倒れ込んでしまうので、筋緊張症(Myotonia:ミオトニー)と呼ばれている。この症状で、ヤギが怪我をすることはなく、10?15秒続いた後、自然にもとに戻る。年上のヤギはフェンスまたは納屋の壁にもたれるのがうまいので、若いヤギほどあまり筋緊張症を示さない。
このヤギは、主に肉用に使われてきた。一方で、彼らは羊をコヨーテから保護する達人でもあった。羊の群れの中に「気絶ヤギ」がいれば、コヨーテや犬が羊を脅した時も、気絶ヤギが先に倒れて食べられている間に、羊は逃げることができる。これらのヤギは1980年代までに絶滅に瀕していたが、今では、交配を繰り返し、その危機を脱した。
彼らは、米国のある地域では「神経質ヤギ(Nervous goats)」として、そしてテキサスでは「硬直脚のヤギ(Stiff-legged goats)」として知られている。「木の脚ヤギ(Wooden Leg goats)」「テネシー・パニック・ヤギ(Tennessee Scare Goats)」とい う呼び方もある。

達人、絶滅しそうになるまで頑張らなくても……。
※紹介した際にはこちらにありましたが消えてしまったようなので、同じ動画(だと思います)をYouTubeから拾ってきました。


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