2007年04月30日
●日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている
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日本で何千人もの人々がプードルと偽って毛を刈りこんだヒツジを買わされている。これらのヒツジは全てあるネット通販会社がイギリスやオーストラリアから日本に向けて輸出していたもの。
この一件は日本の女優の飼っていたプードルが吠えもせず、ドッグフードも食べないことから明るみにでた。日本映画「バイオレント・コップ(その男、凶暴につき)」に出演している川上麻衣子はテレビのトーク・ショー(フジテレビ「ライオンのごきげんよう」らしい)で自分のペットの写真を見せ、それが実は犬ではなくヒツジだったことを語った。
これが放映されるや、何百人もの女性が同様の被害を警察に届け出、警察当局は被害者は2,000人にのぼるとみている。サン紙の取材に対し警察は捜査を開始したと述べている。「残念なことにこの手口を使っていたのは1社だけではありません。ヒツジはイギリスやオーストラリアから輸入されたものとみられています。」
この「プードル」を販売していた会社は1匹あたり12万円と本物の約半分の価格で販売していたが、現在は閉店している。
という内容の記事が英タブロイド紙「The Sun」で掲載された模様です。
……いや、ヒツジには肉球ないですし。
子犬買って肉球に触らないとかあり得ないですよ?
むしろヒツジと偽ってアルパカが送られてきた(「日本でちょっと首の長いヒツジが大量に売られている」)とか、サフォーク種と偽ってマンクスロフタンが送られてきた(日本でツノが多いヒツジが大量に売られている)とか、その手の記事に期待したいところです。
2007年04月29日
●「誹風柳多留」の羊イメージ
モウ禁紙すると羊の喰たをれ (一六四篇・17)貼り交せの屏風羊の五もく飯 (一六七篇・23)
江戸中期から幕末まで、延々と刊行されつづけた川柳集「柳多留」には、そこから江戸の人々の考え方や暮らしぶりを読み取る楽しみがあります。さて、当時の人は羊をなんだと思っていたのかというと、どうやら「紙が好きな動物」というものだったようです。禁酒ならぬ禁紙。短冊などを色々貼りあわせた屏風は、羊にとっての五目ご飯。・・・・元凶(?)は、やっぱり「和漢三才図会」なんでしょうか。
2007年04月28日
●ひつじグッズよりどり
表はお花の形のレースがアクセントになっていて、ひっくりかえせば裏にはエンボスマーク。もこもこひつじのマークが、かわいらしい印象を与えています。
![]() | こっそりひつじ財布。色違いでキャメル、チョコも。 |
■サイズ: 本体最大横幅:1.4cm 最大高さ:1.2cm 厚み最大0.75cm
| すこしリアル系ひつじシルバーアクセサリ。正面や後ろから見てみたいのですが。 |
幅3.5cm×奥行2cm×高さ3.5cm 鍵3ヶ付
![]() ![]() | なんというか、本当に南京錠です。ヒツジ……。 |
2007年04月27日
●ナズナ
名前は夏になると枯れること、つまり夏無(なつな)が由来と言われる。 また、花の下に付いている果実が、三味線の撥(ばち)によく似ており、三味線を弾く擬音語がペンペンであることからぺんぺん草、英名のShepherd's purseから羊飼いの財布とも呼ばれる。
いたるところで見られる雑草ですが、可愛らしい別名がついてます。果実の形が財布っぽい、ということらしいのですが。

近所で摘んできて、財布と並べてみました。・・・とりあえず、これは違いますね。「正しい羊飼いの財布」の姿を知りたいところです。
※ 2007/05/08、以下の記事を追加しました。
・・・とか言っていたら、某所から、中世のコスチューム販売サイトの情報をいただきました。
「leather」の欄の「Pouchs & Bags」 、こちらの上の方にあるスエードのお財布が、羊飼い用というわけではないですが、ナズナの果実っぽいのではとのお話です。たしかに! か・・・買おう・・・かな。近所で似た感じの無いかな。
りあんさま、ありがとうございました。こうしたサイトの存在は思いつきもしなかったので、世界(?)が広がった気分です。
2007年04月26日
●九十九頭の羊と一人のシャンパーニュ人
「九十九頭の羊と一人のシャンパーニュ人で百頭になる」
シャンパーニュの領主チボー伯爵が金の必要に迫られて、百頭以上の羊に税金をかけることにした。
そこでシャンパーニュ人はみんな九十九頭までしか羊を飼わないようになって、領主の鼻をあかしてやったと喜んだ。
だが、チボー伯は羊飼を一頭にかぞえて九十九頭に加え、百頭として税金を課した。
虚々実々のかけひきを意味する、フランスのことわざです。虚々実々というか・・・。
2007年04月25日
●菅野繁谷 「十二支図押絵貼屏風」
幕末の絵師、菅野繁谷の十二支図屏風から、羊の面を。一面ごとに一種類の干支が描かれています。
2007年04月24日
●フランシスコ・リバルタ 「奏楽の天使に慰められる聖フランチェスコ」
バロック期のスペインの画家フランシスコ・リバルタによる、中世イタリアの聖人フランチェスコの臨終の場面です。聖人を励ますために天使が現れるのですが、いっしょに子羊も出現してます。プラド美術館蔵。
2007年04月23日
●キリストの紋章
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今日新しい紋章学が開拓しているもっとも豊かな研究領域は、架空の紋章の分野であろう。これは、中世と近世の人々の想像力が、実在しなかった人物や紋章発生以前に生きていた人物に与えた紋章をさしている。
(略)
中でもキリストの紋章は、早くからいくつもの史料に見ることができる。そこには過越の仔羊や、受難のさまざまな道具が描かれているのであった。
キリストの紋章が描かれた15世紀の写本です。紋章は12世紀に成立したとされていますから、想像上のものですね。
2007年04月22日
●羊の放牧始まる 雫石の小岩井農場
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雫石町の小岩井農場まきば園は20日、冬期間を羊舎で過ごした羊の放牧を行い、春の日差しの下、羊たちが5カ月ぶりに広大な牧草地を走り回った。
放牧されたのは生後1カ月から10歳までの羊約230匹。4人の羊飼いと3匹の牧羊犬が群れの先頭と最後尾に付き、はぐれることのないよう統率した。
生後間もない子羊たちにとっては生まれて初めての草原。子羊たちは母親の背中を追いかけながら気持ち良さそうに走り回っていた。
羊担当の小笠原杏子さん(29)は「今年の子羊も元気いっぱい。おいしい草を食べて、おいしい空気を吸って元気に育ってほしい」と見守っていた。
同園は21日に本格オープンする。
ひつじ230匹……。
2007年04月21日
●ピーテル・ブリューゲル 「イカロスの墜落のある風景」
ピーテル・ブリューゲルがオウィディウスの転身物語にあるイカロスの悲劇を題材に描いた、「イカロスの墜落のある風景」です。探さなければ見つからないほどに小さいイカロスに対して、中央に農民や羊飼いが描かれているのが特徴です。
2007年04月20日
●「牧場の朝」
牧場の朝ただ一面に立ちこめた
牧場の朝の 霧の海
ポプラ並木のうっすりと
黒い底から 勇ましく
鐘が鳴る鳴る かんかんともう起き出した小舎小舎(こやごや)の
あたりに高い 人の声
霧に包まれ あちこちに
動く羊の幾群(いくむれ)の
鈴が鳴る鳴る りんりんと今さし昇る日の影に
夢からさめた森や山
あかい光に染められた
遠い野末(のずえ)に 牧童の
笛が鳴る鳴る ぴいぴいと
「牧場の朝」は、新訂尋常小学唱歌の一曲です。舞台となった牧場は、福島県の岩瀬牧場。ひつじ度は、あんまり高くなさそうですね・・・。
2007年04月19日
●荒子観音の円空仏
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菩薩とした像は、前頭部に羊様の動物の顔を彫り、左手に宝珠形にした龍を持たせた、まことに不思議な像である。この像も又、本来の尊名はどうであったのか判断に苦しむ。
行動と文化研究会『行動と文化』13号抜刷 「荒子観音の円空仏」
名古屋にある荒子観音寺は、前田利家の帰依と、千体以上にもなる円空仏の所蔵で知られています。独特のフォルムのために正体不明の仏様が多いのですが、こちらの菩薩像(仮、になるのでしょうか)もそのようです。
なお、荒子観音では、毎月第二土曜日午後一時〜四時に、円空仏の拝観日をもうけています。木彫教室も開かれています。ご縁がありましたら、ぜひ。
2007年04月18日
●バタリング・ラム
Ram ― <雄羊>Ramは螺旋状に曲がった角が特徴的な羊の雄である。雄羊はこの角で、敵と見れば相手構わず突っかかってゆく。 (略) 古代人は、このような角で突く雄羊の姿を見て、建物の門や壁やドアを破壊する破城槌(batterring-ram)を考えついた。
英文学関係の事典で「雄羊」をひいてみました。
好戦的な雄羊については、「Zidane's Pet」を称するたいへんな映像をご紹介してますが、古代人(古代ローマ人のことかと)の破城槌は、門にぶつかる先端が羊の頭の形をしていたらしいです。牡羊って、そこまで・・・?
ちなみに、破城槌とは下のようなものです。
あと、塩野七生の「ローマ人の物語」に、「牡羊(アリエス)」と呼ばれる破城槌が出てきますので、そちらも引用。
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この要害の地に、敵はこもって出てこない。現状を打破するにはローマ軍の技術力を活かすしかないとカエサルは考える。工兵に一変した軍団兵たちによる、大仕掛けな攻城兵器づくりがはじまった。「移動回廊」がつくられ「移動塔」がつくられ、「牡羊」と呼ぶ破城槌もつくられた。
(略)
だが、カエサルは答える。「わたしが敵を許すのは、その敵に許される資格があるからではなく、それがカエサルのやり方であるからだ。もしも『牡羊』が城門をたたく以前に降伏の申し出がなされていたのであったら、武装解除なしの降伏でも受け容れていただろう。
2007年04月17日
●「羊飼いの四本のろうそく」
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そのうちに、雪のようにしろい毛のこひつじが、メエメエなきながら、シモンにからだをすりよせました。
「だいておやり」と、ヤコブがいいました。「まだ、ほんのあかんぼうなんだよ。おまえがめんどうをみてやるといい。」
ゲルダ・マリー・シャイドルのクリスマス絵本です。アドベントクランツをイメージさせる四本のろうそくを持って、見失った子羊を探す少年が出会ったものは。
2007年04月15日
●「ギリシア哲学者列伝」のエピメニデス
彼はクレタ人でクノソスの生まれであった。もっとも髪を長く垂らしていたので、姿はクレタ人のようではなかった。彼はある日、父親の言いつけで羊を探すために原へやられたが、昼頃、道からそれてある洞穴のなかで眠りこみ、そのまま五十七年間眠りつづけた。
そのあと、彼は起き上がって羊を探しに行ったが、自分ではほんの短時間眠ったつもりだった。しかし羊は見つからないままで原へ行ってみると、何もかもが変わっており、その土地も他人の手にわたっているのを知った。
そこで彼はすっかり困惑して町へ引き返した。そしてそれから自分の家へ入って行くと、彼が誰であるか知りたがっている人たちに出会ったが、ついに彼は、いまはもう老人になっている弟を見つけて、その弟から事の真相をすべて知らされたのであった。
ディオゲネス・ラエルティオスの「ギリシア哲学者列伝」は、ギリシアの偉大な哲学者たちの人間味のあるエピソード集ですが、その中から、第一巻十章「エピメニデス」を。・・・黄初平?
2007年04月14日
●単語カード と 野見山響子サイト「旅行代理店羊蹄社」
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80枚入(無罫)
サイズ:H47〜54×W64〜82mm
ひつじの単語帳(カード)。ノミヤマさまよりご紹介いただきました。ミドリという文具メーカーらしいです。
ところで、この情報をくださったノミヤマさまですが、なんと、一月末にご紹介したひつじファン必読のひつじ小説、「ひつじ探偵団」の装画を担当された版画家さんです。いやー、びっくりしました。
個人サイト「旅行代理店羊蹄社」を拝見すると、おだやかで懐かしいような風景の描かれたイラストの数々があまりにもツボで、無理を言ってご紹介させていただくことに。ずうずうしくてごめんなさい。ありがとうございました。
サイトで拝見したなかでは、こちらの「自転車」が好きです。ああ、こんなふうにお出かけしたい。春だし。
2007年04月13日
●「ヒツジがこおりですべったとさ」
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“こおりくん、こおりくん、
きみ、ぼくとすべらしたね。
きみってつよいの? せかいいちつよい?”だけど、こおりがこたえたと。
“わたしがいちばんつよければ、
どうしておひさまに、とけるのさ。”
ミラ・ギンズバーグの絵本です。ヒツジの世界一探し。世界一強いのは、結局・・・?
2007年04月12日
●ひつじグッズよりどり
こんどは羊を積みあげろ!【セット内容】
・ショーン 1体 + 普通のひつじ 9体
![]() | 10匹セットひつじのショーン。背の平らな食玩フィギュアみたいな感じ? 発売はまだまだ先。 |
大人気のひつじシリーズにミニバスマットが登場♪ 毛足が長めなので肌触りもバツグンです。素足に履くと何ともいえない気持ち良さですよ。
![]() | ちょこんとひつじ。50×70cmサイズも。 |
ファシル マグカップマグカップ 1P 90×80×82
![]() | Shinzi Katohのひつじマグカップがまた増えたようです。まだ増えそう? |
2007年04月11日
●春うらら ヒツジのびのび…京都・京丹後
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京都府京丹後市丹後町の府碇(いかり)高原牧場で10日、畜舎にいたヒツジの親子など24頭が放牧された。この春誕生したヤギ4頭も今月中に放牧するという。
この日は、地元の保育所の子ども約30人が、畜舎から数百メートル離れた広場までの移動をお手伝い。気ままに動き回るヒツジに戸惑いながら、飼育員と助け合って誘導。広場では、ヒツジの親子に青草をあげたり、背中をそっと触ったりしていた。
同牧場では例年、積雪のある冬季を除く4〜11月に放牧している。問い合わせは同牧場へ。
2007年04月10日
●新羅の十二支像
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韓国古代彫刻史の主流は佛教彫刻である。ところがこれに次ぐ重要なもう一つの彫刻の流れが統一新羅以来、高麗時代をへて李朝に至るまで連綿と続いた陵墓彫刻である。勿論陵墓制度は統一新羅が安定するにつれて、中国の影響の下で成立したのではあるが、陵墓の封土に護石をめぐらし、その護石面の空間に十二支の形像を浮彫して、多様でしかも華麗な偉容をあらわすのは韓国の創案で、時代的意匠や造形意志によって展開してきた。
2007年04月09日
●さっぽろ雪まつりの「蘇武牧羊」
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世界各地の国・地域・都市による17チームが参加して雪像制作を競いあいます。国際色豊かな雪像がたくさん並ぶ会場は一般にも公開され、参加者同士や見学者との交流・友好が繰り広げられました。
おとついご紹介した「蘇武牧羊」、日本で見られる美術品などはないかと探してみたら、さっぽろ雪まつりの国際雪像コンクール写真を見つけてしまいました。上海の芸術家チームが作った作品のようです。
2007年04月08日
●ひつじのショーン 放映開始
アードマンが描く人気キャラクター、ひつじのショーンが主人公になってテレビスクリーンに戻ってきた!リーダー格のショーンとその仲間たちが静かな丘に巻き起こす大騒動。そんな彼らに振り回される牧羊犬のビッツァーは、牧場主に気づかれる前にいたずらをやめさせようといつもてんてこ舞い。他にも3匹のいたずらブタ、赤ちゃんひつじのティミー、そして目の前にあるものは何でも食べてしまう食いしん坊シャーリーと、魅力あふれるキャラクターが登場する。
ショーンにとっては毎日がアドベンチャー。3匹のいたずらブタとキャベツでサッカー対決をしたり、冷たいお風呂を嫌がる仲間のために牧場主のバスルームからお湯を盗もうとしたり……。アードマン独特のアニメーションスタイルが存分に楽しめる元気いっぱいのドタバタコメディ。
いよいよ放映開始されましたが、ご覧になれましたでしょうか?
オープニングは日本語の歌に吹き替えで、本編中は元の音声のまま(それほど元の声優さんの声もありませんが)での放映でした。
毎週短編3本ずつの放映になるようです。
NHK教育、毎週日曜日午後5:25〜5:45

2007年04月07日
●蘇武牧羊
蘇武について、『十八史略』から紹介する。武帝の天漢元年、中郎将蘇武を遣わし、匈奴に使いせしむ。単于(ぜんう)之を降さんと欲す。武を幽して大窖(たいこう)の中に置き、絶えて飲食せしめず。武雪を嚼み栴毛(せんもう)と併せて之を咽む。数日なるも死せず。匈奴以って神と為し、武を北海の上の人無き処にうつし、羝(てい)を牧わしむ。曰わく、「羝乳せば乃ち帰るを得ん。」と。
武帝の天漢元年(前100)、中郎将の官にある蘇武を派遣し、匈奴に使いさせた。単于は彼を降伏させようと思った。しかし、匈奴に降伏しないため蘇武を大きな穴蔵に閉じこめ、まったく飲食させなかった。しかし、蘇武は雪と毛織物の毛を嚼み、いっしょに飲み下して食をつないだ。だから数日しても死ななかった。匈奴は蘇武を常人ではなく神であろうと思い、蘇武を北海のほとりの人の住まない場所に移し、雄羊を飼わせた。そして言うには、「子を産むことのない雄羊が子を産んだら帰してやろう。」と。
蘇武は、囚われの身にありながら本国への忠節を全うしたことで知られる、前漢の武人です。帰国に至る長い期間を羊飼いとして過ごしたことから、「蘇武牧羊」という成語が生まれました。
こちらの「漢詩の旅2 シルクロード」には、李白のうたった「蘇武」が収録されていますので、下に。
蘇 武 在 匈 奴 蘇武 匈奴に在り十 年 持 漢 節 十年 漢節を持す
白 雁 上 林 飛 白雁 上林に飛び
空 伝 一 書 札 空しく伝う 一書札
蘇武は匈奴に捕らえられること十年、
その間、漢節を手放さなかった。
白い雁が、天子の狩り場、上林苑に飛来し、
雁の足に結ばれていた一通の手紙によって蘇武の生存が判明した。牧 羊 辺 地 苦 羊を牧して 辺地に苦しみ
落 日 帰 心 絶 落日 帰心 絶ゆ
渇 飲 月 窟 水 渇しては 月窟の水を飲み
飢 餐 天 上 雪 飢えては 天上の雪を餐す
蘇武は羊の放牧をしながら、辺境の地で苦しみ、
夕日を見ては、漢への帰還の夢も絶えてしまっていた。
のどが渇いては、月の洞窟の水を飲み、
飢えては、大空から降る雪を食べて命をつないだ。東 還 沙 塞 遠 東に還って 沙塞 遠く
北 愴 河 梁 別 北に愴む 河梁の別
泣 把 李 陵 衣 泣いて李陵の衣を把って
相 看 涙 成 血 相看て 涙 血を成す
匈奴から東の都に帰ることになったが、沙漠の漢の砦は遠く、
北を振り返っては、川にかかる橋の付近で別れた李陵が痛ましく思われる。
泣きながら匈奴に残る李陵の衣服を握って、
互いに見合いながら血の涙を流した別れが、いつまでも思い出される。
2007年04月05日
●「トリフィド時代」
私は、今では、やつらを憎みはじめていた。それはやつらに腐肉を食う習慣があるからだけではない―やつらは、ほかのことはさしおくとして、なによりもまず、われわれの災厄を利用して、それによって繁栄できるように思えたからだった……。(略)
日がたけて行くにつれて、私の孤独感はさらに深まった。私は丘や高台にでるたびに、車を停めて、双眼鏡で見えるかぎりの土地の広がりを点検した。
(略)
また別のときは、遠くの丘の中腹で、白いものがひらひら動いているのが目にとまり、双眼鏡をそちらにむけてみると、五、六頭の羊が泡をくって逃げまわるのを、一本のトリフィドがつづけざまになぐりつけているのだとわかったが、毛深い羊の背中のこととて、なんの効き目もないらしかった。そして、どこに行っても、生きている人間の気配は見つからなかった。
「トリフィド時代」は、ジョン・ウィンダムの破滅ものSFです。歩きまわり、人をどつき倒し、腐肉を食らう恐怖の食人植物トリフィドと戦う人類の姿が描かれるわけですが、そしてこちらは、追いつめられた主人公の田園地帯での1シーンなのですが、・・・・さりげなく、羊が最強です。
2007年04月04日
●人間15%+ヒツジ85%の”羊人間”が開発される
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世界で初めて、ある研究者グループが人間と羊のキメラの開発に成功した。このキメラは外見は羊そのものだが、細胞レベルで見ると、半分は人間の組織でできているという。
このキメラは人間の細胞組織が15%、ヒツジの細胞組織が85%で構成されているが、この実験が成功したことによって、将来このキメラの内臓を人間に移植して使用する可能性にまた一歩近づいた。
アメリカ・ネバダ大学(University of Nevada)で研究活動を行っているEsmail Zanjani教授は、このキメラを生み出すのに7年の年月と、技術開発のために10億円もの資金を投じている。ここで開発された技術というのは、人間の成人の細胞を、ヒツジの胎児に移植するというものである。(後略)
ほぼヒツジ、とかちょっとヒツジ、とか出てきて大変なことになりそうです。
……写真は縦に伸ばした加工でしょうか。変な顔。
2007年04月03日
●羊と資本とイタリアルネサンス
投資の「資本」capitalという言葉は、羊などの家畜の頭を意味する‘caput’を語源とするcapitaleから来ている。この言葉が出来てからおそらく1000年以上も経ってから、「羊の頭数」capitaleが羊の毛の加工の仕事に投下されたのだった。(略)
十二世紀フィレンツェでは、職業別の労働組合(アルティ arti)が作られた(略)が、そのアルティの中では、羊毛加工生産に関する組合が大半を占めていた。(略)彼ら自身の手で原毛と染料を輸入し、それを自らの手で完成品に仕上げて売り出す、という大規模な組織を組み上げて巨万の富を作った。(略)羊毛加工の産業が世界で最初の「投資家」というものを生み出し、ついで世界で初めての「銀行」業を誕生させたのであった。
(略)
十三世紀後半になると、これら資本家たち、つまりブルジョア市民たちが(略)蓄積した自分の富を都市の建物や広場の美化に投下しはじめた。こうして200年後には、この町は「花の都」と称せられるようになり、すぐれた芸術家たちがここに生まれ集まって、すばらしい作業の成果をこの町に残すことになった。(略)羊毛加工の産業や、そのための融資や投資で莫大に儲けたメディチ家などの富豪の富と見識とによって、十四世紀から十五世紀にかけて強力にイタリア・ルネッサンスの気運を押しひろげていって新しい文化を華麗に花開かせたのである。
ルネサンスは、ひつじの力で支えられていたのです。たぶん。
2007年04月02日
●ひつじグッズよりどり
絵本の世界から飛び出して来たようなヒツジさん。手触りもふわふわ優しくて癒されます。 サイズ 全長約33cm×高さ34cm×厚み10cm
![]() | なんか赤いヒツジが混ざってます。 |
ひつじさんのワンポイントがかわいいベビーカトラリー。 ●サイズ スプーン/9.4×3.7cm フォーク/9.4×2.4cm
![]() | ひつじ部分のアップで。 |
ベッドサイドはもちろん、壁にかけても使えるメリー。 ゼンマイ式でオルゴール特有のやさしい音を奏でます。 やさしい色使いの羊たちが駆け回ります。
![]() | なんか柵も一緒に回っているようなんですが。飛べる? |
2007年04月01日
●ゴッホ 「羊の番をする女」
フィンセント・ファン・ゴッホは、ジャン=フランソワ・ミレーを熱心に模写したことで知られています。ずいぶん前に二者の「羊の毛を刈る人」を並べてご紹介したことがありますが、こんどは「羊の番をする女」を。最初のものがゴッホ、次がミレーの「女の羊飼い」を版画にしたもの。ゴッホは、この木版画を手に入れて参考にしたのですね。

















