‘瀕死’の世界遺産 万里の長城も

ひつじ春夏秋冬

 秦の始皇帝が造り始めたと言われる万里の長城は、すでに2千年以上の歴史を持つ。この間、各王朝が拡張・修復を続けてきたわけだが、明の時代に大規模な修復・補強工事が行なわれてからは、数百年にわたって風雨に晒されたままである。そのため、現在の長城は3分の2が風化・老朽化してしまっている。
 ただ、大自然の浸食だけでなく、人為的要因が長城の老朽化にとって直接の致命傷であると言われる。目先の利益を追求する企業が無断で城壁を壊して建築工事を行う、人々が観光名所としてやみくもに開発を進める、さらには、近くの農民が勝手に城壁を利用してブタ小屋や羊小屋にする、といった行為によって、長城はじわじわと侵されている。

世界遺産に棲むひつじ(たち)……。

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羊でかかってこい! クルマで来いっ!

ひつじ春夏秋冬

国連食糧農業機関によると2003年(以下同じ)の羊の頭数は9820万頭、オーストラリア統計局によると9925万2000頭となっている。いっぽう国連食糧農業機関によると日本の羊飼育頭数は1万1000頭。
乗用車の保有台数はオーストラリアが1036万台、日本が5521万台。日本の羊は1頭につき5019台の乗用車が用意されているのに対し、オーストラリアでは羊10頭につき乗用車1台となる。

……そんなに乗れません。

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連載まんが メリ子日記

ひつじ春夏秋冬

メリ子日記
メリ子日記

>くせ毛に悩むメリノ種の羊山メリ子さん、しっぽにほれました。
羊ファン 葉子さまよりタレコミご紹介をいただきました。
ありがとうございます。
一見ツノのように見える頭のくるくるは、くせ毛のようです。
見事矯正したあかつきにはどうなってしまうのか他人事ながら心配になります。

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長野から 山で育てる羊

ひつじ春夏秋冬

顔と四肢が黒いのがサフォーク種の特徴。夏の間はこの牧場で過ごす
 まっすぐ立っているのも容易ではない急斜面で、もくもくと羊たちが草を食(は)んでいる。眼下には森、その向こうには北アルプスの雪。
 「初めて来た人は、『これが牧場?』とびっくりしますよ」
 羊の世話をしながら酪農家の峯村智夫さん(70)が笑う。
 ジンギスカンといえば北海道を連想する人が多いが、長野県では、ここ信州新町こそジンギスカンの本場だ。長野市街から犀川沿いに国道19号を走ること小一時間。沿道には8軒の専門店が点在し、「ジンギスカン街道」と大書したのぼりがはためく。
 かつて水運の拠点として栄えたこの地域では、昭和初期から羊が飼われ、全盛期には4000頭を数えた。が、戦後の輸入羊毛や化学繊維の普及で需要は激減した。
 「不要になった羊を活用しようという村長(当時の久米路村)の考えで、店を始めたそうです」
 地元でもっとも古いジンギスカン料理店「ジンギスカン荘」の川上キヨさん(72)は話す。現在はキヨさんの息子で3代目の浩さん(47)が店を営む。すったリンゴをベースにした辛口のたれにつけ込んだ肉を、炭火で焼きながら食べるのがこの店のスタイル。
 「飽きない味、とお客さんは言ってくださいます。それぞれの店の味があるので、食べ比べてもらえば楽しいのでは」(浩さん)
 専門店が増えるとともに、ジンギスカンは家庭料理としても定着した。客が集まる盆や正月のもてなしに、あるいは花見や運動会など野外の宴会に、信州新町の人々はジンギスカンを食べる。
 が、一方で羊を飼う農家は減り、町内で消費される羊肉は輸入ものばかりになっていた。
 「せっかくの名物なのだから地元産を絶やしてはいけない、と82年に肉食用のサフォーク種を導入することにしました」(町経済建設課農林係の中村芳文さん)
 現在は町内で約380頭。その大半を飼育しているのが峯村さんだ。「おやじの代から、羊とは60年の付き合い」という峯村さんは、飼料に工夫を重ね、あっさりして食べやすい肉を作り上げてきた。
 売れなくて苦労した時期もあったが、ここ2年ほどのジンギスカンブームで需要は急増。増産したくとも繁殖が追いつかず、現在、町内産のサフォークが食べられるのは、町営の保養施設「さぎり荘」に限られる。
 さぎり荘ではジンギスカンだけでなく、たたきやステーキもメニューに並ぶ。生の羊肉とは驚くが、口あたりはさわやかだ。
 国内で消費される羊肉のほぼ99%が輸入品だけに、国産の羊は希少だ。現在のジンギスカンブームが一段落した後も羊肉人気が定着するなら、信州新町のような国産サフォークは、改めてブランドとして注目されるようになるかも知れない。

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京丹波で「レンタカウ」制度 休耕田に牛とヒツジを放牧

ひつじ春夏秋冬

休耕田に放たれた2頭の牛
 牛やヒツジを休耕田などに放ち、獣害の軽減を図る取り組みが9日、京都府京丹波町内の休耕田2カ所であり、府畜産技術センター碇高原牧場(京丹後市)から「レンタカウ」として貸し出された牛とヒツジが放牧された。
 レンタカウ制度は、牛やヒツジに雑草を食べさせることで田畑の荒廃を防ぐ休耕田対策として、同牧場が2001年度からスタート。近年は、イノシシやシカなどの野生動物を遠ざける獣害対策としても効果が注目されている。
 同制度は昨年度、合併前の旧和知町西河内と篠原の休耕田に初めて導入されたが、本年度も西河内に牛のメス2頭、篠原にヒツジのメス3頭がそれぞれ放牧された。
 この日、休耕田に放牧された牛とヒツジは早速、一面に生い茂った雑草を好んで食べていた。両地域では、9月末までレンタルする予定。
 府南丹農業改良普及センターによると、口丹波でのレンタカウ制度導入は、現在、両地域だけという。

一般的にはウシだけのようなんですが、たまにヒツジも。
……レンタシープとかっていう新語はできませんか。ダメですか。

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羊も“クールビズ” 東山動物園で毛刈り

ひつじ春夏秋冬

気持ちよさそうに毛を刈られるヒツジ
 東山動物園(名古屋市千種区)で飼育されているヒツジ2頭の毛刈りが8日、行われた。真っ白な地肌がむき出しになったヒツジは、夏を前に一足早い“クールビズ”スタイルに変身した。
 毛を刈られたのは、同園内のこども動物園にいるニュージーランドが原産のヒツジ「コリデール」の「ポコ」と「チャーリー」の雌2頭。飼育係らが4人がかりで体を横たえると観念したかのように目を閉じ、時折「メエー」と力なく鳴いた。
 毛刈りは年1回。昨年は冬の寒さが厳しかったせいか、毛の長さが「いつもより長いような気がする」と飼育係。背中や腹の毛を専用のバリカンでガガっと一気に刈り上げ、約40分かけて1頭を“丸裸”にした。
 羊毛は脂分が多いため、表面は土やほこりが吸着して茶色になっているが、内側は真っ白でふわふわ。1頭分の羊毛は約3キロだった。
 毛を刈られたヒツジが一緒に暮らすヤギの群れに戻ると、ヤギたちは「誰?」と一瞬凍り付きヒツジから逃げて行った。羊毛は来園者に触ってもらうため展示する。

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毛刈りすっきり羊と触れ合い 松江・松徳学院で子どもたち体験

ひつじ春夏秋冬

伸びた毛を刈り終えた羊と触れ合う子どもたち
 一年間に伸びた羊の毛を刈る毛刈り体験がこのほど、松江市上乃木一丁目の松徳学院中学・高校であり、五十人が参加。子どもたちが羊と触れ合った。
 子どもたちは、島根大生物資源科学部の学生から毛刈りに関する説明を受け、専用のはさみを使って挑戦。同校で飼育している二匹の羊の皮膚を傷つけないように慎重に刈った。
 約十キロの羊毛が取れると、子どもたちは羊毛を手に取って柔らかい感触を笑顔で確かめ、刈り終えた羊の体を優しくなでながら敷地内を散歩して遊んだ。

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園児ら子羊に手作りの首飾り 長浜のふくらの森・羊の牧場

ひつじ春夏秋冬

子羊に手づくりの首飾りをプレゼントする園児たち
 長浜市内保町の「ふくらの森・羊の牧場」で20日、今年の春に産まれた子羊6匹の命名式と、親羊の毛刈りがあった。近くの浅井保育園児たちが“赤ちゃん羊”に手づくりの首飾りをプレゼントしながら触れ合った。
 同牧場は2004年8月に浅井町商工会が開園。県畜産技術振興センター(日野町)から5匹の羊を譲り受けて飼育し、今年3月には計6匹の子羊が産まれた。商工会は名前を募集し、計75点から「みーこ」や「ちゃこ」などと命名した。
 この日は子羊に名札が付けられた後、保育園児たちが手作りした首飾りをプレゼント。続いて親羊の毛刈りがあり、園児たちが見守る中、同センター元所長の三木勇雄さん(60)らが電気式のバリカンを使って、10センチほどになった毛を刈っていった。

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ヒツジの毛が毛糸になった!? 熊本市動植物園 毛つむぎ教室に40人

ひつじ春夏秋冬

 熊本市動植物園(同市健軍5丁目)で7日、初の企画「ヒツジの毛つむぎ教室」が開かれ、親子連れら約40人が、専門の道具を使った羊毛の毛糸作りに挑戦した。
 教室の冒頭、黒葛原(つづらばら)潔園長が「動物の毛の働きや、日常生活とのかかわりを学んでほしい」とあいさつ。職員が紀元前3000年ごろからヒツジの毛を刈り取って繊維を作っていた羊毛の歴史を紹介し、毛刈りの手順などを説明した。
 参加者は洗って乾燥させた羊毛を受け取り、針が付いた木製の道具で毛をすき、「スピンドル」と呼ばれる糸紡ぎで毛糸を作っていった。羊毛が1本の毛糸になると「すごい、すごい」と歓声が上がった。
 同教室は21、27の両日にも開かれる。

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日頃のご愛顧に感謝して3名様にジンギスカンキャラメルをプレゼント!

ひつじ春夏秋冬

本当に感謝しているのか何かに仕返しがしたいのかよく分かりませんが、
3名様にジンギスカンキャラメルをプレゼント!させていただきたいと思います。
北海道には住んでないし、話のネタに興味はあるけど送料を払ってまで買うのはバカらしいとお思いのあなた。いかがでしょうか?
ジンギスカンキャラメル
こんなんです。
1名様=1箱です。1箱に18粒入り。日本円に換算して¥100?¥120くらいでしょうか。
たいしたものではなくてすいません。
予想よりも応募が多ければ、2?3名様追加するかもしれません。
応募者が2人以下だったりすると、必ず当たる上に複数送られてくるかもしれません。
誰も応募してくれないと、ひつじnewsで泣きながら?食べることになります。
応募に必要なのはメールアドレスだけです。当選後、発送先をお伺いします。
お友達とお誘い合わせの上、ご応募下さい。
なお、ご希望のかたには古本屋でうっかり買ってしまって手元に2冊ある週刊朝日百科 家畜化の始まりもいっしょにお送りします。(当選者のなかから1名様のみ)
〆切りは、いつでもいいのですがそういうわけにもいかないので
   5月14日(日曜日) 24:00 到着分まで
とさせていただきます。

皆様の無謀なチャレンジご応募をお待ちしております。

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牧羊犬の赤ちゃん誕生!優しい飼い主さん探してます。

ひつじ春夏秋冬

ハンタウェイ
アリスのお友達が働く牧場でハンタウェイのママから、赤ちゃんが産まれました。
パパも現役の牧羊犬・NZヘディングドッグ。かわいい男の子2頭、女の子6頭が順調に育っています。
5月中旬までは、みんな一緒に暮らしてママからいろいろなことを教えてもらったり、兄弟達と遊ぶことでワンとしての生き方を学んでいます。
牧羊犬は、羊飼いのサポートが得意ですが、家庭のパートナードッグとしても優秀です。性質は温和で従順、飼い主とのコンタクトを大切にします。
スパルタ教育には向きませんので、戸外で鎖に繋いで番犬にしようと考える方には不向きです。ワンとの優しい暮らしをしてくださるご家庭にお願いしたいと思います。
一緒に暮らしていただける方は、お住まいの地域と飼育環境などをお知らせください。譲渡の時期などを打ち合わせさせていただきます。
ご質問も歓迎!メールでいつでもどうぞ。
ちょっと面倒ですが仔犬たちの幸せのために、よろしくお願いします。

こぶた舎さまご紹介ありがとうございました。
羊がらみのことでしたら、情報なんでも募集中です。

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モンゴルの移住式住居 ゲル作りに挑戦 網走・北方民族博物館

ひつじ春夏秋冬

道立北方民族博物館(網走市潮見三○九)で二十七日、講習会「モンゴルの移住式住居・ゲルを建てよう」が開かれ、参加者ら約十五人が材料を組み立てながら、遊牧民族の暮らしぶりに思いをはせた。
 ゲルは直径六メートル、高さ二メートルのドーム状の建物。ラクダの皮ひもで格子状に組んだ折りたたみ式の壁「ハナ」や扉、天窓「トーノ」など木製の骨組みを、ヒツジの毛布などで覆ってつくる。室内に乗馬用の鞍(くら)やベッド、食器などの生活用品が置かれている。
 講習会で参加者は、博物館の学芸員と一緒に、約二・五メートルの屋根用の棒を一本一本取り付け、その上に布を重ね、家具などを運び込んだ。友人と参加した北見市の会社員(31)は「思った以上に簡単なつくり。室内も広くてびっくり」と話していた。
 同博物館では二十八日から六月二十五日までモンゴル研究者西村幹也さんの写真展が開かれる。ゲルはその関連行事の一つとして、写真展期間中展示される。

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羊の「散髪」 悪戦苦闘

ひつじ春夏秋冬

近所の人が見守る中、羊の毛刈りをする
 古座川町鶴川の医師、森田裕司さん(53)、貴久子さん(51)夫妻が22日、夏が来るのを前に、田の除草の助っ人として飼っている羊の毛を刈った。2年ぶりの「散髪」が終わると、羊は涼しそうな顔で田に戻った。
 普段見られない光景に出くわした通行人や近所の人らは珍しそうに声を掛けていた。
 森田さんは18年前に大阪から移り住み、「農薬や除草剤を使わない食」が大切と自然農法にこだわっている。
 羊は昨年9月に知人から譲り受けた。羊と、同時期に来たトカラヤギ、5年目のザーネン種のヤギの3匹が、アイガモとともに田の除草を手伝っている。
 家畜用に改良された羊は、野生のように自然に毛が生え替わらないため、毛刈りが1年に1度必要。夏に毛があると暑さでばててしまい、冬は防寒で必要なため、毛刈りは通常、春にする。昨年は刈っていないため、2年分の毛が体をまとっていた。
 森田さん夫妻らは暴れないよう頭や足を押さえ、羊に優しく声を掛けながら、専用のはさみで刈った。裕司さんは、大学時代に電気バリカンで刈った経験があるが、はさみを使うのは初めて。テレビやインターネットで見たように、はさみを動かすが、羊が時折暴れたり、肉を切りそうになったりと汗をかきながら1時間半、苦闘した。
 通りかかった人が「オーストラリアでの早刈り大会の優勝者はバリカンで17秒だ」と笑い、森田さんは「はさみは難しい。高いけど電気バリカンを購入したい」と話した。
 近所の人によると、戦後しばらく町内のあちらこちらで、毛皮を採取するために飼っていた風景が見られたという。
 刈った毛は脂分を含め、約3キロ程度にもなった。セーターが2枚編める量という。

なんでさらっとそんなことを知っているのでしょうか通りがかりの人。

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牧羊犬の訓練 ?九州では初?

ひつじ春夏秋冬

牧羊犬の訓練風景
九州では初となる牧羊犬の訓練が、阿蘇郡南阿蘇村にある九州東海大学農学部の牧場で行われている。
草原で過ごす牛や羊を飼い主の指示で誘導するボーダーコリーの牧羊犬はイギリスが原産で、日本では北海道などで活躍している。九州では初めての試みとなるこの牧羊犬を家畜の管理にあてようと、九州東海大学農学部で羊を使った訓練が行われている。
訓練は畜産担当の實田正博技術員が今年1月から始めたもので、訓練の成果が徐々に現れ、今では、合図1つで羊の背後に素早く回り込み羊の群れを集める。これは、飼い主の命令を忠実に実行する犬の特性を利用したもので、人間の6倍から7倍の働きをするともいわれ、放牧の盛んな北海道などではコスト削減にもつながると注目が集まっている。
九州東海大学では、訓練の成果次第では近く現場にデビューさせ、放牧の牛や羊の管理にあたらせて最先端の技術に犬という古典的な方法を組み合わせた畜産技術を授業で紹介することにしている。

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羊の毛刈りを体験

ひつじ春夏秋冬

羊の毛刈りを体験
道東・標茶町の牧場では、地元の子供たちが羊の毛刈りを体験しました。
標茶町多和平の育成牧場では、地元の弥栄小学校の子供たち8人も手伝って、およそ60頭の羊の毛刈りをしました。子供たちはぎこちない手つきでバリカンを持ち、羊の毛刈りに挑戦しました。
(毛刈りを体験した子供)「難しいです。血がでないようにとか・・・」「(羊が)寒そうだなと思う・・・」
毛刈りを体験した子供たちは、このあと今年生まれた子羊を抱きかかえて、歓声をあげていました。

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